童貞卒業は隣室に筒抜けだった

童貞男が童貞卒業したエッチな体験談。

初めての赴任地は田舎町。

自然豊かな環境ではあるのですが、都会育ちの私にとっては退屈なところ。

休日が暇で仕方がなかったため、以前から気になっていた出会い系サイトに登録を致しました。

登録を初めてから1ヶ月の間に出会うことになったのは1人だけ。

たった1人と思われるかもしれませんが、初めて出会えた彼女と私は相性が良く、他に興味を持つことはありませんでした。

職場の上司は「来る者は拒まず去る者は追う」の肉食世代ですが、私の年代(20代)は異性への感心が低い草食世代。

そのため、彼女以外からもメッセージは何件も届いていたのですが、それらを読むことさえしませんでした。

出会い系サイトでは相手のプロフィールを見ることが出来るため、自己紹介の手間を省くことは出来るのですが、同サイトは匿名での利用が可能なため、プロフィールが偽りの場合もあります。

プロフィールが偽りでも、自身の個人情報を教えなければリスクはないため、出会い系サイトで知り合った方とは、メッセージのやり取りだけで、それ以上の関係になるつもりはありませんでした。

メッセージをくれた彼女は私と同い年。

数多くいる登録者の中で同い年の女性からメッセージがあることに当初は警戒。

しかも、メッセージのやり取りを続けると、彼女が通っていた学校が私の実家に近いことを知って、もしかして私の情報が漏れている?

と怖くなったのですが、彼女の嘘を見抜くため、「あの喫茶店、料理も美味しいよね

とメッセージを送ると、「えっ、コーヒー専門店だと思っていた

と正解のメッセージが届きました。

その喫茶店は地元の者でさえ知らないマイナー店。

そのためネットで調べることは困難。

次に送られたメッセージも地元民しか知らないマイナーな情報。

田舎町に赴任となり寂しい思いをしていた私は、彼女とメッセージのやり取りをすることで癒やされ、会いたいとも思うようになりました。

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