私、「すいません、もう店は閉めました」
女性、「そうよね」
私、「明日も営業してますから、もし良かったら、これどうぞ、割引券です」
女性、「ありがとう」
私、「お酒を飲まれているようですが、同業の方ですか?」
女性、「そんなようなもの」
私、「どちらの方面へ行かれますか?もし、良かったら一緒にタクシーに乗っていきません?」
女性、「ありがとう。でも大丈夫、私、お酒に強いですから」
彼女はネオンが光るほうへ歩き出し、私はタクシーに乗り込むと、彼女の話した「私、お酒に強いですから」
という言葉が引っ掛かり、出会い系サイトの過去のメッセージをチェックすると「私、強いですよ」
私は慌ててタクシーから降り彼女を追いかけました。
私、「すいません」
彼女、「・・・」
私、「〇〇さん(出会い系サイトで知り合った女性の名前)ですよね」
彼女、「気付いてくれたの?」
私、「お店に入ってきてくれれば良かったのに」
彼女、「忙しそうだったから・・・」
私、「これから御予定は?」
彼女、「知り合いの店にでも行こうかと」
私、「だったら、うちで飲みませんか?お酒は捨てるほどあります」
追い掛けてまで声を掛けたのは、彼女に影を感じたから。
影のある女に惹かれるのは私の悪い癖。
私のことを知る友人からは「止めておけ」と言われるのですが・・・。
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