子供は気まぐれ、勉強があると分かっていても友達と遊びに出掛けてしまうことがあり、そうなるとA子さん宅に居るのは私とA子さん2人だけ。
A子さんとは年齢が20歳離れているため、私にとっては姉のような存在。
子供の部活動が始まり2人きりになることが多くなると、気まずさから私は訪問を躊躇うようになりました。
A子さん夫婦は「遠慮しないでおいで」
と誘ってくれるのですが、私達は赤の他人。
訪問を遠慮しているとA子さんがアパートに食事を届けてくれるようになり、当初は玄関先で受け取っていたのですが、家族の一員として接してくれている方にそれは失礼と思い、次回は上がってもらおうために私は部屋の掃除をしました。
掃除といっても間取りは一部屋だけ、掃除というよりは女性のA子さんには見られたくないものを片付ける。
ごちそうになるばかりでは悪いため、A子さんが好きそうなジュースを用意しておきました。
A子さん宅からアパートまでは徒歩10分ほどと近く、頻繁に食事を届けてくれるA子さん。
届けてくれるのは私が学校から帰ってくる17時頃。
何度も部屋に上がるよう誘ったのですが、彼女は「親御さんに悪いから」と言い、上がってもらえるまでには時間を要しました。
始めて私の部屋に上がったA子さんは、「男性の部屋に入ったの何年ぶりかしら?」
私、「独身以来ですか?」
A子さん、「それは当然でしょ、結婚をしているのに入ったら問題でしょ」
赤の他人を食事に誘うくらいですから、A子さんは世話好き。
私の部屋で気になるところがあったのか、次に訪れた時の彼女は掃除一式を持っていました。
掃除までしてもらったら悪いため私は断ったのですが、A子さんは「世話好きオバサンだと思って諦めて」
テストを控えていた私は彼女が掃除をしている間に勉強。
良い匂いがしたの思ったら台所で彼女が料理をしていました。
換気のために台所の小窓を開けておくと、アパートの住民で唯一挨拶をしてくれる男性が「彼女出来たの?」
私は旦那さんに悪いと思い「違います」と言ったのですが、20歳年上のA子さんは「私、彼女に間違われたの?嬉しい」。
気のせいかもしれませんが、それからの彼女は若作り、今までの食事はA子さん家族と同じオカズだったのですが、若作りをするようになってからは私好みのオカズ。
お肉やお刺身など仕送りで生活をしている貧乏学生にとっては贅沢な食事でした。
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