彼女、「健人君は一度も私に画像を送ってとは言わないよね?」
私、「僕、自分の容姿に自信がないから」
彼女、「出会い系サイトを通じて知り合った男の人は、すぐに画像を送ってと言うけど、健人君なら会ってみても良いかも?」
私、「僕、本当に容姿に自信がないから、待ち合わせてブサイクだと思ったらドタキャンしてくれても構わないよ」
彼女、「それは私も同じ」
同県に住んでいる彼女との待ち合わせはアクセスに便利なターミナル駅。
先に着いて待っていると私と同じ靴を履いた女性が目の前で止まり。
彼女、「はじめまして朱美です」
すぐに返事が出来なかったのは、現れた女性が想像していた雰囲気とは違ったから。
介護職に就いている女性はメイクや洋服が地味と私は思い込んでいるのですが、現れた女性は目鼻立ちがハッキリした美人。
容姿に自信がない私が相手できる女性ではないと思ったのですが、声を掛けられ「人違いです」と言える勇気もない私は「どうもです」。
可笑しな挨拶に彼女は「健人君?」
私、「あっ、はい、そうです」
彼女、「何処かお店に入ろうか?」
私、「あっ、はい」
2人が入ったのは男の私では決して入らない可愛らしい雰囲気のカフェ。
場違いなところに来てしまったと思ったのですが。
彼女、「はじめに言っておくね、私、離婚歴があるから」
私、「あっ、はい」
美人相手に離婚理由を聞くのは失礼。
一番聞きたいのは美人の彼女が私のことをどう思っているのか?
事前に私より彼女が年上であることは知っていたため、年下のメリットを活かし弱々しく尋ねてみると。
彼女、「健人君の容姿は普通よ、気にすることないよ」
こういう場合はお世辞を言うもの、つまり私は彼女の中では普通以下の評価。
自分がイケていないことは子供の時から気付いており、今さら悲観してもしょうがないため。
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