「なんか○○くんってほんとおもしろいね」
「いや○○の方がおもしろいよ。焼きたてのパイを見せられたのは初めてだったしね」
「あの時はごめんw」
と、二人が出会った時のことを話し合ったりして、何だか俺たちはいい感じの雰囲気になった。
「ねぇ……今日、うちくる?」
「ん、いいの?」
「うん……明日休みだもん。それに……」
「それに?」
「○○くんと、もう少し、一緒にいたいもん」
うわぁ……かわいい。
俺は初めて胸がきゅんっとしてしまった。
27歳で会社員をしている俺は、24歳でまだ若いのに自分の店を出してひたむきに頑張っているその純粋無垢な女に何ともたまらない、ある欲求が湧いてきたのである。
(この子を……抱きたい)
「そんじゃあ、行こっか?」
俺は白々しくも、女の誘いに乗った。
「ほんとー?じゃあ新作のあのパイとコーヒーも家で出してあげるねっ!」
女はにっこりと嬉しそうにはしゃぐようにしてそう言った。
なんていい子なんだ……。
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