実際は僕の頭の中は全裸で横たわる彼女の姿と下腹部の草叢から立ち昇る薫りを嗅いでいる自分の姿を想像して異様に興奮していた。
今まで性的な衝動が薄れ気味になっていた僕は彼女を吹雪の中、居酒屋から送る帰り道すがら一度だけ抱きしめて唇を重ねたことがあるだけだった。
引っ越し祝いの酒盛りも深夜にもなる頃には二人とも程よく酩酊してお開きが近ずいた。
彼女も意識していたのか年齢的にも度を越して飲み過ぎるとセックスもままならなくなるのでセーブして飲んでいたみたいだった。
彼女が不意に立ち上がると寝室の扉を開いた。
彼女は入口の前で佇む。
「いつも奢ってもらってばかりでお礼したくてもこんなお礼しかできないけどね。
あと、6年ぶりぐらいだから私どんなになるかわからないよ。」正直がつがつとした態度ができない僕は彼女の男勝りの竹を割ったようなはっきりした性格に助けられて態度を決めた。
僕は彼女を抱きしめると唇を重ね舌先で口の中を嬲った。
唾液が混じりあい口を半開きにした彼女は薄目を開けていた。
長い間の性的孤独が開放されることに恍惚としていたのかもしれない。
僕は下半身に血が漲り妻とは違う知らない女の性器を楽しめることに酷く興奮していた。
彼女が扉の近くのスイッチを押すと寝室を蛍光灯の白い光が包む。
ピンク色のベットカバーが掛けられたセミダブルのベット。白いタンスやクローゼットが寒々としていた。
彼女は一度僕から離れるとベットに近ずきベットカバーと掛け布団を半分ほどめくりあげた。
僕は彼女に背後から近ずくとカーディガンを脱がせ。
シャツを脱がせ。ジーンズのホックをはずしジッパーを降ろした。
手早く僕自身も衣服を脱ぐとトランクスだけになった。
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