私が出会い系サイトを利用したのは家業を一緒に継いでくれるパートナーを見付けるため、現段階では衣里が最有力候補。
私、「この子達を連れて行けるとこはあるの?」
彼女、「近くにドッグカフェがある」
私、「良く知っているね」
彼女、「大学生の時に良く来ていたから」
私はてっきり彼女が自宅から通うには困難な県外の大学に通っていたと思っていたため
私、「県内なら実家に連れ戻されても大して苦痛ではないでしょ」
彼女、「ここから家までは車で3時間以上は掛かるんだよ。3時間あれば海外でも行ける、遠いよ」
私、「兄弟は?」
彼女、「兄がいる」
私、「お兄さんが家を継ぐなら君は関係ないじゃない」
彼女、「そうだけど、お父さんが一人娘の私を近くに置いておきたいのよ」
訪れたドッグカフェとは対象的に、自分の車に戻ると犬臭く、私は直ぐに窓を開けて換気したのですが、彼女は全く気にしていませんでした。
車で3時間掛けて地元に戻る途中
彼女、「私、犬を連れて繁華街を歩くのが夢だったの、ありがとう」
その一言だけで私は報われ、調子に乗って犬に触れると私の指をバクっと噛み付いてきたため、彼女は「大丈夫?」、彼女は私の指を持って血が出ていないか心配をしてくれ、その時が初めて彼女に触れた時でした。
『出会いが少なければライバルも少ない』
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