ハッピーメールで出会う相性のいい男がいた。
その頃あたし、真弓はどうかしていたと思う。
いつもは見知らぬ男性なんて絶対に対象にならないのに、その頃誰でもいいから男が欲しいと欲求不満になっていた。
ちゃんと自覚もあったし、見た目が苦手なら逃げようと企んでいた。
ハッピーメールで知り合った異性は若くて逃げる必要はないと感じ、そのままホテルに行った。
若くてストレートに誘ってくるとこはおじさんよりも楽でいい。
おじさんの奥手だけは面倒で仕方がなかった。
「真弓ちゃん?どうしたの?シャワー浴びてきたら?」
慣れているらしい。
男は真弓にそう言ってシャワー室を先に使うように促した。
「うん。ありがとう。そうするね。」
真弓は早速シャワーを浴びる。
彼の方は名前をタクヤと名乗るけれど、本当のところは不明。偽名かもしれない。
でも真弓にはそれでちょうどよかった。
本気になられて後腐れができても困るしね。
真弓の心中は軽く、割り切っていた。決して真弓らしくもない性格だけど、この時は何故か遊び人として成立していた。
「真弓ちゃーん、お待たせ。」
ビデオを見て待つ真弓を呼ぶバスローブ姿の男。
彼が真弓の後方に立っていた。
映画に夢中になってこれからのことを忘れていた真弓は、はっとして彼をみた。
そうだったと…。
真弓は一気にバスローブを脱いで裸になる。
その熟れたバストや細いウエスト、大きなヒップは他の男に抱かれて成熟した体。
彼は一眼見て興奮を覚えた。
「エロい体してるね」
真弓も聞き慣れている。
「そう?自分でも時々そう思う時があるけど」
「早速仰向けになってよ」
真弓は仰向けに寝ると、彼が覆い被さりクンニの体制をとってきた。
「ああ…」
そこ、ねっとりとしてなめれると気持ちいい。
真弓は大好きな性感帯を舌で一気になぞられたことが気持ちよくて、一気に快感を得た。
「気持ちい。」
声にまで出してしまった。
「真弓ちゃんのここって、黒いね。結構遊んでる?」
「ふふふ、内緒よ。」
言いたくないことに触れられて真弓はそうはぐらかす。
会社付き合い、彼氏といろんな相手と寝てきた真弓のあそこは随分と黒くなっていたらしい。
「指入れていい?」
「うん。入れて」
指を入れることまで聞いてくれるなんて、いいやつ。
真弓はそう思った。
手マンを思い切り体験して、タクヤの指先は愛液でびっしり濡れていた。
「ほらこれみて、真弓ちゃんの」
そう言ってみせる彼の手を真弓は眺めると、濡れていた。
あたしって淫乱何だわ…。
真弓を淫乱にさせる男タクヤの存在、この先も関係を持ちそうな予感がした。