初めて利用してみたハッピーメール。
ワクワクしながら駅前に行った。
「ともちゃん?」
ん?少し戸惑うような低い声が後方から聞こえてきて、振り向いた。彼のようだ。
「あっ、こんにちは」
「よくきたね。」
中年男性は子供扱いするように言った。
「はじめまして、バス乗ります?」
実は遊びの約束をしていたから、バスに乗ることにした二人、まるで周囲からは親子に見えるに違いない。
バスに揺られて到着した先は、風光明媚な場所のホテル。
ホテルといってもリゾートホテルだ。
ともこには、ラブホに行くような勇気もない。
食事をしてから温泉でゆっくりと過ごすつもりだった。
じゃああとは温泉を出たら会いましょう?
そうだね。
そんな会話の後に浴衣姿でロビーで待ち合わせた。
少し遅れてともこが到着する。
「やっぱり女性は時間がかかるね。」
「ごめんなさい。」
二人は部屋でワインを楽しんだ。
「隣に来てくれないか?」
そう言われてともこはソファーに座る。
中年男50歳の隣に座るとなんだか、お父さんの隣に座るみたいで居心地が悪い。
この気分は恋人じゃないみたい…。
ぎゅと手を握ってきた男たけし、ともこはちょっと困ったものの性格上抵抗できずにいた。
そのままあっという間に、浴衣の中に手を入れてきて。
「ちょっと…。いやだあ。困る」
「困るって、その気になってここまで来たんじゃないの?」
「そうですけど…。」
冷静沈着なツッコミを男に入れられてしまい、ともこはその男のせこさを感じてしまう。
なんか年上の男って嫌かも…。
そう思った瞬間にはもう手遅れだった。
男の手はともこの胸を直接あらわにしている。
男の毛むくじゃらな手に揉まれている自分の乳首をみれば、なんとも切ない。
「はあ…」
不覚にも声が漏れてしまった。
いやだあ…そう思いながらも。
母性が許さない。
母性が彼を受け入れてしまっているように自覚があった。
年上の彼でも。
「あっ!」
あっという間にあそこに秘部に指先が挿入されている。
「気持ちいい?」
慣れた手つきで聞いてくる。
反応できないともこ。
「じゃあここは?今度はこっちどう?」
と何度も確認しながら…。
たしかに気持ちがいいけれど…でも、まだ理性が残っているみたい。
ともこは自分の頭の中で理想の彼をイメージしてみた。
実はこのテクニックは目の前にいる男性には失礼なことだけど、でも仕方ないと。
「はあああ〜ん。」
理想の彼を頭の中でイメージした途端に、理性が外れて、女になれた。
「そこそこっ、もう少し奥をゆっくりね」
と徐々に女を出してゆくともこ。
彼の方も、よっしゃとばかりに興奮している。