手持ちがない私は、その日は早々彼女と別れ、家に帰った私は彼女のことをネットで片っ端から調べたのですが、手掛かりさえ掴めず。
私には奢ってもらったお礼をする口実がある。
彼女に食事を誘うメールを送ると、「何処へ連れて行ってくれるの楽しみ」
ハードルが上がってしまったのですが、再び彼女に会えるチャンスを得た。
ネットで女性ウケする店をリサーチ。
しかし、彼女は高級店でも物怖じせず肝が据わっている。
ここでベタなところへ連れて行くのはダサイと思われるため、女性では入り難い大衆酒場へ彼女を連れて行きました。
高級店とは程遠い雰囲気の店。
さすがの彼女も怖じ気付いたのか店に入ろうとしない。
ここで強気に出れば主導権を握れると思い、彼女の背中を押して店に入ると、店内は安い酒に酔ったオッサンばかり。
彼女は店の雰囲気に圧倒されたのか、イスに座ると下を向いたまま。
私、「何にするか決まった?」
彼女は壁に貼られたメニューさえ見ない。
店内はタバコや料理の煙でモクモク状態のため、彼女は気分が悪いのでは?
店員が注文を聞きに来ても彼女は下を向いたまま、ここで注文をしないと忙しい店員は二度手間になると思い
私、「あれ食べられる?」
彼女は「あれ」が何のことだか分からないため、壁に貼ってあるメニューを見るために顔を上げると
店に居た客の1人が、「やっぱりお前か、久しぶりだな〇〇」
彼女の名前はA子のはず、客は人間違いをしているのではと思い
私、「彼女は〇〇ではありません、A子さんです」
客、「何がA子だよ、こいつは〇〇だよ、1回1万の〇〇だよ。そうだよな?俺とも何回もヤッたよな」
彼女は店から飛び出し、私は彼女を追いかけました。
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