外は視界が白くなるほどの激しい土砂降りでした。
大学生の美咲(みさき)は、びしょ濡れになった肩を震わせながら、古びたビルの軒下に駆け込みました。
「最悪……。服、透けちゃってる……」
困り果てていた美咲の目に留まったのは、「リラクゼーション・志保」と書かれた小さな看板でした。
雨宿りのつもりでドアを開けると、カウベルが低く鳴り、アロマの濃厚な香りが美咲を包み込みました。
「あら、ずいぶん濡れちゃったわね。かわいそうに」
奥から現れたのは、しっとりと落ち着いた色気を放つ女性整体師、志保(しほ)でした。
志保はぴったりとした仕事着に身を包んでいましたが、動くたびに豊かな胸がゆさゆさと揺れ、その境界線がはっきりと浮かび上がっています。
「あの、雨が止むまで休ませてもらえませんか?」
「ええ、もちろんよ。でも、その濡れた服のままじゃ風邪をひいてしまうわ。奥で体を温めながら、マッサージでも受けていかない?」
志保の優しく、どこか逆らえないような声に誘われ、美咲は個室へと案内されました。
女性同士という安心感から、美咲は言われるままに服を脱ぎ、貸し出された薄いガウン一枚になって施術台に横たわりました。
「それじゃあ、始めるわね。力を抜いて……」
志保の細く柔らかな指先が、オイルを伴って美咲のうなじから肩へと滑り込みました。
「あ、……冷たい……」
「最初はそう感じるけれど、すぐに熱くなるわよ」
志保の手は、単にコリをほぐすだけではありませんでした。
指の腹で肌の表面をなぞるように、わざとゆっくりと、羽毛で撫でるようなもどかしい動きを繰り返します。
マッサージが進むにつれ、志保の手は徐々にガウンの隙間から、美咲の柔らかな胸へと伸びていきました。
「志保さん、そこは……」
「いいのよ。ここは女性にとって一番大切な場所なんだから。優しく流してあげるわね」
志保は美咲の言葉を遮るように、手のひら全体で胸を包み込みました。
逃がさないように、しかし決して強くは握らず、じわじわと熱を与えるように揉みしだきます。これが胸への前戯でした。
「ん、んんっ……ふぁ……」
志保の指が、ツンと立った先端をわざと避けるように、周りの皮ふを円を描くように撫でまわします。
美咲は早くそこを触ってほしいという欲求に駆られ、無意識に胸を突き出しました。
志保はそれを見て、意地悪く微笑むと、ようやく指先で先端をコリコリと弾きました。
「ほら、自分からおねだりするなんて。本当はもっと、ひどいことされたいんじゃない?」
志保の手は、美咲が声を上げる間もなく、さらに下へと滑り落ちていきました。
ガウンの裾をゆっくりとまくり上げ、むき出しになった美咲の太ももの内側を、爪を立てるか立てないかの力加減で這い上がります。
「だめ、そこは……っ、マッサージじゃない……っ!」
「いいえ、これも施術の一つよ。美咲ちゃんのナカが、こんなにドクドクいってるのが聞こえるわ」
志保は美咲の下着に指をかけ、わざと時間をかけてずらしていきました。
露わになった場所を、志保はまだ直接は触りません。
溢れ出した蜜を指で掬い取り、入り口の周りに薄く塗り広げるだけです。
「ズチュッ、……ねえ、もうこんなに濡れてる。早く指を入れてほしい?」
「あ、……ぁ、……おねがい、……志保さん……っ」
焦らされすぎて理性を失った美咲が懇願すると、志保はようやく二本の指を「ズボッ!」と根元まで突き入れました。
手マンの開始です。志保の指は、ナカの狭い壁を削り取るように、激しく、そして深くうねりました。
「ズボボッ! ズチュチュッ!!」
「ひ、ひぎぃぃッ!! ……何これ、……おかしくなるぅぅッ!!」
美咲の腰がガクガクと震え、意識が遠のきかけたその時、志保は一番敏感な場所を逃さず、指先で執拗に突き上げました。
「ほら、溜まってたものを全部出しちゃいなさい!」
志保の激しい突き上げに、美咲の腹筋が限界まで引き締まりました。
「あ、……くる、……出ちゃう、……何か出ちゃうぅぅッ!!」
美咲の叫びとともに、ナカから熱い透明なしぶきが、志保の腕を伝ってシーツに大きな水たまりを作るほどの勢いで噴き出しました。
「ぶちゅぅぅッ!! どぴゅ、どぴゅぅぅッ!!」
はげしい潮吹きでした。
美咲は人生で初めての経験に、呼吸を忘れて硬直しました。
しかし、志保は追い打ちをかけるように、潮を吹いて敏感になりすぎた場所へと顔を埋めました。クンニの開始です。
「ん、……じゅる、……じゅるぅぅっ」
志保の温かく力強い舌が、美咲の場所を直接吸い上げ、激しく震わせます。
美咲は「あがぁぁぁーーーーッ!!」と声を張り上げ、志保の髪をかき乱しながら何度も絶頂を繰り返しました。
「最後は、私の熱さも知ってほしいわ」
志保は自らの服も脱ぎ捨て、美咲の上に跨りました。
そして、二人の場所を直接、力強くこすり合わせ始めました。
貝合わせです。
「じゅる、ぐちゅ、ぐちゅぅぅ……」
女性同士の柔らかい肉が擦れ合い、互いの蜜が混ざり合って白く泡立ちます。
「志保さんの、……ここ、……すごく熱い……っ!」
「そうよ、美咲ちゃんが私をこんなに熱くさせたの。もっと、もっとこすりつけ合いましょう」
二人は汗と蜜にまみれ、お互いの胸を揉み合いながら、何度も、何度も果てました。
雨音はまだ止まず、個室の中には、生々しい愛の匂いと、美咲が放った潮の匂いが濃厚に立ち込めていました。
「ふふ、お疲れ様。すっかり『ほぐれた』わね」
志保は、潮で濡れた美咲の頬を愛おしそうになで、満足そうに微笑みました。
美咲はもう、ただの客には戻れません。志保の指と舌によって、女としての本当の悦びを知らされた彼女は、外の雨が止むことさえ、今は願っていませんでした。
