「……なんだか、変な感じだね。本当にお隣さんと入れ替わっちゃうなんて」
美紀(みき)は、リビングのソファの端に座り、所在なげに膝を抱えました。
向かい側に座っているのは、隣の部屋の住人である香織(かおり)です。
「そうだね。私も、真央がいなくて一人でこの部屋にいるのは、なんだか落ち着かないかな」
香織は少し苦笑いしながら、テーブルに置かれた麦茶を口にしました。
数時間前、お酒の席での冗談から始まった一週間の「パートナー交換」。
美紀の恋人である結衣(ゆい)は、今頃隣の部屋で、香織のパートナーである真央(まお)と一緒に過ごしているはずです。
「無理に何かする必要はないからね。普通に、友達の家に泊まりに来たみたいに過ごしていいんだよ」
香織の言葉は優しかったけれど、二人の間には、昨日までの「ご近所さん」という関係では済まされない、妙に生々しい緊張感が漂っていました。
お風呂から上がり、二人は並んでテレビを観ていました。
美紀は香織から借りた少し大きめのTシャツを着ていましたが、ノーブラの胸元が心細く、何度も襟元を直しました。
「美紀ちゃん、髪がまだ濡れてるよ。風邪ひいちゃうから、拭いてあげる」
「あ、大丈夫ですよ、自分で……」
「いいから。じっとしてて」
香織はタオルを手に取ると、美紀の後ろに回り込みました。頭を優しく包み込み、ゆっくりと水分を吸い取っていきます。
タオルの上から伝わる香織の指の感触が、なぜかとても熱く感じられました。
「……美紀ちゃんって、肌がすごく綺麗なんだね」
香織の手が、タオルの下から首筋へ、そして肩へと滑り落ちました。
「あっ、……香織さん……?」
「ごめん、なんだか……触りたくなっちゃって」
香織の声が少し低くなりました。
彼女の手はそのままTシャツの裾から忍び込み、美紀の柔らかな胸に直接触れました。
「ん、っ……」
「柔らかい……。結衣ちゃんは、いつもこんなに可愛い身体を独り占めしてたんだね」
香織は手のひら全体で胸を包み込み、円を描くようにじっくりと揉み始めました。
これが胸への前戯でした。
香織の親指が、ツンと立った先端をわざとなぞるように、もどかしい速度で転がします。
美紀は初めて触れられる他人の感触に、戸惑いながらも足の付け根が熱くなるのを抑えられませんでした。
「美紀ちゃん、嫌なら止めるけど……どうしたい?」
香織の問いかけに、美紀は答えることができませんでした。ただ、熱を帯びた身体が、もっと強い刺激を求めていました。
香織は美紀をソファに横たわらせると、ショートパンツの中に手を滑り込ませました。
「あ、……だめ、……そんなところ……っ」
「でも、こんなに濡れてるよ」
香織が下着のクロッチをなぞると、そこはすでに溢れ出した蜜でぐっしょりと色が変わっていました。
香織は下着をゆっくりと引き下げると、二本の指を美紀の入り口にそっと当てました。
「ひっ、……あ、……ぁ」
香織はすぐには指を入れず、溢れ出した蜜を指で入り口の周りに塗り広げ、じわじわと焦らすようにかき回します。
「おねがい、……香織さん、……何か、いれて……っ」
美紀が自ら腰を浮かせ、懇願するように香織の指を求めた瞬間、香織の指が「ズチュッ!」とはげしい音を立てて、奥深くまで突き入れられました。
手マンの開始です。
香織の指は、ナカの狭い壁を削り取るように、はげしくうねりました。
「ズボボッ! ズチュチュッ! ズブズブッ!!」
「ひ、ひぎぃぃッ!! ……何これ、……おかしくなるぅぅッ!!」
美紀の腰がガクガクと震え、意識が遠のきかけたその時、ナカの奥が限界を迎えました。
「あ、……くる、……出ちゃう、……出るぅぅッ!!」
美紀の叫びとともに、ナカから熱い透明なしぶきが、ソファを濡らすほどの勢いで噴き出しました。
「ぶちゅぅぅッ!! どぴゅ、どぴゅぅぅッ!!」
はげしい潮吹きでした。
美紀は自分の身体からこれほどの水分が出ることに驚き、カクカクと膝を震わせながら、ただ荒い息を吐き続けました。
「すごい……。こんなに潮を吹くなんて、本当はすごく感じやすいんだね」
香織は驚いたような、それでいて愛おしそうな顔で美紀を見つめると、今度は美紀の股間へと顔を埋めました。クンニの開始です。
「ん、……じゅる、……じゅるぅぅっ」
香織の温かい舌が、潮を吹いて敏感になりすぎた場所を直接吸い上げます。
「あ、……あぁッ! ……そこ、……ひぎぃッ!!」
美紀は逃げようとしますが、香織の強い腕に腰を押さえ込まれ、執拗な舌の動きに翻弄されました。
やがて美紀は、波のように押し寄せる快感に耐えきれず、何度も絶頂を迎えました。
「さて、最後は……お互いの熱を、もっと近くで感じよう?」
香織は自らも服を脱ぎ捨てました。美紀の身体の上に重なると、二人の場所が直接触れ合います。
「じゅる、ぐちゅ、ぐちゅぅぅ……」
二人はお互いの太ももを絡ませ、左右にはげしく腰を振り始めました。
貝合わせです。
女性同士の柔らかい肉が擦れ合い、美紀の蜜と香織の蜜が混ざり合って白く泡立ちます。
「香織さんの、……ここ、……すごく熱い……っ!」
「そう……。美紀ちゃんが、私をこんなにしたんだよ……っ」
二人は互いの胸を揉み合い、唇を重ねながら、獣のように腰をこすりつけ合いました。
自分のパートナーとは違う、新鮮で、それでいて強烈な快感に、二人は言葉を失い、ただ溺れていきました。
一晩中、二人は何度も潮を吹き合い、ナカの熱さを確かめ合いました。
朝日が昇り始める頃、美紀は香織の腕の中で、心地よい倦怠感に包まれていました。
「ねえ、美紀ちゃん。あと六日もあるんだね……。どうしよう」
香織が美紀の耳元で小さく笑いながらささやきました。
美紀は、一週間後、自分が元の生活に、結衣との日常に戻れるのか、自信が持てなくなっていました。
女同士の、底なしの快感を知ってしまった彼女たちは、もう昨日までの「ただのお隣さん」には戻れないのです。
