受験を控える子供の親としては、勉強と遊びをどのようにして両立させていたかを彼女に尋ねると
彼女、「勉強も遊びも効率が大事。どちらもタラタラ時間を掛けない、サッと勉強をしてサッと遊ぶようにしていました。」
私、「君は地頭が良いんよ。うちの子供では両立は無理だ」
彼女、「オジサン(私のこと)だから教えるけど、私、遊ぶお金を稼ぐために、親には言えないこともしたんですよ」
私、「例えばどんなこと?」
彼女、「オジサンの子供は息子さん、それとも娘さん?」
私、「娘だよ」
彼女、「その娘さんが、どんなことをしたらオジサンは嫌だ?」
私、「それは、あれだよ」
彼女、「そういうこと」
私、「名門校に通っていながら、そういうこともしていたの?」
彼女、「どんな学校に通っていても、する子はしますよ」
部屋に荷物を置いた彼女は、オフィス街を私と歩くにはギャル系ファッションでは申し訳無いと思ってくれたのか、部屋から出て来た彼女は先程よりは地味な格好をしていました。
彼女、「オジサンの会社、あの大きいところですよね」
私、「そうだよ」
彼女、「私が勤める会社から近いですね」
私、「そうだね、最寄り駅は一緒だからバッタリ会うことがあるかもね」
すると突然、彼女は腕組みをしてきたため
私、「今のうちだけだよ、こんな事が出来るのは」
彼女、「どうして?」
私、「社会人になって人前で腕組みなんてしたら、直ぐに変な噂が広がるよ」
彼女、「私、学生だから、まだセーフだね」
私、「君はセーフでも、僕はアウトだよ」
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