あの日以来、蓮の脳裏には冴子に刻まれた「噴水のような絶頂」が焼き付いて離れなくなっていました。
しかし、ドSな冴子は蓮が縋りつけばつくほど、冷たく突き放して楽しむばかり。
焦燥に駆られた蓮は、禁断の賭けに出ます。
「他の女に抱かれる姿を見せれば、冴子さんは独占欲を刺激されて、俺をめちゃくちゃにしてくれるはずだ……」
蓮はかつての詐欺師仲間で、嗜虐趣味のある麗奈(れいな)を冴子の留守を見計らって邸宅に連れ込み、あえて冴子が戻る時間に合わせて「情事」を開始しました。
夕闇が迫る書斎。
蓮は麗奈に命じられるまま、机の上に四つん這いになっていました。
「へぇ、あの女にこんな身体にされちゃったわけ? 傑作ね」
麗奈は冷笑しながら、蓮のアナルに容赦なく三本の指を突き立て、強引に肉壁を割り広げます。
「ぐっ、……ぁぁぁぁっ!! 太い、……っ、あ、……ぁぁっ!!」
「ほら、そんな顔して。あいつが帰ってきたら、このザマを見せてやるのよ」
ガチャン、と玄関が開く音が響きました。
冴子が帰宅した。
蓮は恐怖と期待で心臓を激しく脈打たせ、わざと大きく、淫らな喘ぎ声を上げました。
「ん、……あぁぁぁっ!! そこ、……もっと、……もっと抉って……っ!!」
書斎のドアが静かに開きます。
そこには、表情一つ変えない冴子が立っていました。
「あら、お客様? 私の書斎で何をしているのかしら」
「冴子さん、……っ。見て、……俺、他の女にこんな、……っ!!」
蓮は冴子の視線を誘うように、麗奈の指を飲み込んでいるアナルをひくつかせ、これ見よがしに腰を振りました。
冴子は怒るどころか、面白そうにワイングラスを手に取り、椅子に腰掛けました。
「いいわよ、続けて。……その子がどれだけ貴方を『鳴かせる』のか、見学させてもらうわ」
その言葉に煽られた麗奈は、蓮の最も敏感な前立腺を、尖った爪先でゴリゴリと削り取るように攻め立てました。
「ひ、……ぎぃぃぃぃっ!! ……あ、……あがぁっ!!」
「ほら、ご主人様が見てるわよ。もっと無様に鳴きなさい!」
麗奈の激しいピストンに、蓮のチンコは射精もしていないのに透明な先走りを溢れさせ、限界まで跳ね上がります。
「冴子さん、……見て、……俺、……っ!!」
蓮は冴子への執着を快感に変換し、絶頂の波に身を任せました。
「くる、……くる、……あああああーーーッ!!!」
麗奈が指先を鍵のように曲げ、前立腺を強烈に押し上げた瞬間、蓮のチンコから熱い前立腺液が勢いよく吹き出しました。
ドクゥッ、ドクドクゥッ!!
「あああああ! ああぁぁぁぁぁッ!!」
噴水のように放たれた潮が、書斎の高級な絨毯を汚し、蓮は白目を剥いて痙攣しました。
他の女の手によって、冴子の目の前で潮を吹き上げる――その背徳感が、蓮の絶頂をさらに深いものにしました。
潮を吹き切り、涎を垂らして震える蓮の元へ、冴子がゆっくりと歩み寄りました。
彼女は麗奈を冷たく一瞥して部屋から追い出すと、床に這いつくばる蓮の頭を、ヒールで優しく踏みつけました。
「……他の女に汚された気分はどう? 蓮」
「冴子、さん、……嫉妬、……してくれ……っ」
「まさか。……でも、私の所有物を勝手に使わせた『罰』は必要ね」
冴子は蓮の耳元で、底冷えするような声で囁きました。
「今夜は、その汚れた穴に特大のプラグを挿して、一晩中立ちっぱなしで反省してもらうわ。……イくのは、一週間禁止よ」
「そんな、……っ!! 冴子さんの指で、……また、……出してほしいのに……っ!!」
蓮の必死の懇願を無視し、冴子は冷酷な笑みを浮かべて、用意していた卑猥な道具を取り出すのでした。
蓮の作戦は、逆に冴子の「放置して痛ぶる」というドSな嗜好に火をつけてしまったのです。
