「里美さん。中にいるのはわかってるんですよ。そろそろ話をしましょう」
午後2時。派遣切りにあって3ヶ月。
通帳の残高は底をつき、スマホに届く催促の電話も無視し続けていた。
薄暗い1Kのアパート。
ドアの向こうから聞こえるのは、管理会社の担当・加藤の低く、容赦のない声だ。
居留守を使おうと息を潜めたが、ガチャンと鍵が開く音がした。
予備鍵だ。
「……っ! 勝手に入らないでください!」
「勝手なのはどっちですか。3ヶ月ですよ」
踏み込んできた加藤は、安物のスーツを無機質に着こなし、里美を壁際に追い詰めた。
彼から漂う、整髪料と冷徹な事務仕事の匂い。
里美は恐怖で肩を震わせるしかなかった。
「金がないなら、別の誠意を見せてもらうしかない。……家主には俺がうまく言っておいてやりますよ」
加藤の手が、里美の薄汚れたTシャツの裾から中へ滑り込んだ。
「な、何を……やめてっ!」
「いいんですか? 明日には鍵を替えますよ。ホームレスになりたいのか?」
その一言で、里美の身体から力が抜けた。
加藤は里美を玄関の冷たいタイルの上に膝をつかせると、下着を強引に引き下げた。
「ほら、震えてるじゃないか。金はなくても、身体は立派に女だな」
加藤の分厚い指が、恐怖で収縮しているクリトリスの「芯」を捉えた。
彼はそれを、まるでお札を数えるような手慣れた動作で、親指と人差し指で挟み込み、左右に激しく弾き始めた。
「あ、……っ、あぁっ!」
「声を出せ。お前の誠意を俺に聞かせろ」
事務的な口調とは裏腹に、指先は執拗に、最も敏感な場所を叩き潰すように圧迫し続ける。
逃げ場のない絶望感と、皮肉にも男の手によって与えられる強烈な刺激。
里美の身体は裏腹に反応し、最初の一回を、屈辱にまみれた喘ぎ声と共に果ててしまった。
「……一回でこんなに濡れるとは。……滞納してる分、身体には溜まってたんだな」
加藤は自身の指先を里美の口に押し込み、無理やり舐めさせて湿らせると、そのまま二本の指を里美の奥深くへと突き立てた。
果てた直後の過敏な場所に、男の冷たい指が侵入する。
「あ、……あぁっ! ……そこ、……やだ、……っ!」
加藤の指は、里美の奥の天井部分を、内側から外側へ向かって「おいで」をするように力強く掻き出した。
カチカチと時計の秒針が響く静かな部屋で、里美の肉が指に吸い付く「ジュボッ、クチュ」という卑湿な音だけが響く。
「ぁ、……っ、ん、……そこ、……ひ、酷い……っ!」
指が急所を抉るたびに、里美は二回、三回と絶頂を上書きされていく。
生活がかかっているという現実が、彼女の理性を奪い、ただの「快感の奴隷」へと作り変えていった。
「……よし、今月の分はこれでチャラにしてやる」
加藤は作業着のような硬いスラックスのファスナーを下げ、猛々しく反り立った剛直を剥き出しにした。
「あ……っ、それは、……っ」
「選べよ。これを入れるか、今すぐ荷物をまとめて出て行くか」
里美は絶望に瞳を揺らしながらも、ゆっくりと自分から脚を開いた。
加藤は彼女の腰を掴んで手前に引き寄せ、蜜で汚れきったその奥底へ、一気にその塊を根元まで突き立てた。
「あ、あああああぁぁぁ……っ!!」
内側をミシミシと押し広げられ、子宮の入り口を直接叩かれる衝撃。
加藤は里美を壁に押し付けたまま、事務作業でもこなすような無機質で、それでいて暴力的な速度で腰を振り始めた。
「グチュッ、グポッ、……ッ、……ッ!」
まだ掃除も行き届いていない玄関。
埃っぽい空気の中で、里美は「家賃の代わり」として男に身体を捧げ続けた。
一回、三回、五回……。
果てるたびに加藤はさらに激しく腰を叩きつけ、里美の奥底を執拗に抉り抜く。
「あ、あぁっ! 十回目……っ、……もう、……果てる、イッちゃうぅぅ!!」
最後の一撃。
加藤が里美の最深部を突き破るように腰を叩きつけると、里美は全身を激しく痙攣させ、今日一番の深い、そして救いのない絶頂と共に、何度も何度も果て続けた。
男の熱い液が、里美の胎内をドロリと満たし、タイルの上にこぼれ落ちていく。
数分後。
加藤は何事もなかったかのように身なりを整え、手帳に何かを書き込んだ。
「……来月の10日、また来るからな。それまでに金、用意しとけよ。……できないなら、また同じ方法だ」
加藤がドアを閉めて去った後、里美は薄暗い玄関で、汚れた下半身を晒したまま座り込んでいた。
股間からはまだ、男の余韻が絶え間なく溢れている。
屈辱。
絶望。
しかし、彼女の身体は、あの冷徹な男の指と熱を思い出すだけで、またキュンと疼き始めていた。
彼女は、来月の「集金日」を、恐怖しながらも待ち望んでしまっている自分に気づき、静かに泣き崩れた。
