きっかけは、飲み会の場でした。
酔った勢いでイケメングループの人たちが勝手にはじめた罰ゲームで、勝手に出会い系サイトに登録されたのが、ことのはじまりでした。
「まったく。。。」
やっと苦手な飲み会から解放され、具合の悪いなか家に帰ると出会い系サイト解約をする余裕などなくその日は寝てしまいました。
それから3週間くらいが経過し、いろいろと忙しくて出会い系サイトに登録したことなど忘れていたころ、とある通知が来ていました。
「プロフィール見ました。少しだけお話しませんか?」
どうせサクラだろう。
そう思いつつ、登録した覚えのないプロフィール?と思ってみてみると、そこには高年収だったり家が金持ちだのデタラメな記載が。
あのチャラ男。
イタズラしてきた先輩にあきれつつも、一応、登録理由も含め本当の事情を説明する返信をしてクローズしました。
しかし、彼女からは
「そうなんですね。怒らないんですか?」などと返信が。
「そうだね。もう慣れてるから。争いごとも嫌いだし」と返します。
すると、「あの、本当に会えませんか?少しお話して、ダメなら断ってくれていいですから」と返信がきました。
私は「高額なお金請求とかトラブルにならないのなら」と返し、合う約束をしたのでした。
約束当日、本当に出会えるのか? どんな怖い子が来るのか?、など半信半疑で待ち合わせ場所で待っていました。
近所のカフェで座っていると、「ちょっと早いですけど着きました。」と連絡が。
私は「僕も到着しました。メガネで黒いジャケットが目印ですよ」と返信します。
おそるおそる周囲を見渡すと、奥から白いワンピース姿の女性がまっすぐこっちに歩いてきました。
「あの~すみません。佐藤さんですか。」
「は、はい」
彼女の姿をみてビックリしました。
出会い系というからド派手で遊んでそうな子が来るのかと思いきや、おとなしそうな子です。
大学生くらいでしょうか。
「はじめまして。麻里です。今日はよろしくおねがいします。」と律儀な返事が。
よろしくお願いしますとこちらも返します。
その後、なんとも気まずい時間が。
すると彼女から「あの、ここじゃ話しづらいので、一緒にいきませんか?」と提案されました。
「はい。でもどこへ?」
そう聞くと、頬を赤らめながら「聞いちゃダメです」
そういわれると突然シャツをつままれ、ひかれるまま店を後にしました。
そして、すぐ隣のホテルへ。
慣れた様子でチェックインを済ませると、部屋に案内してくれました。
この間、私はずっと無言でいました。
(いや、待ち合わせ場所ってそういうことだったのか)
部屋に入るなり、
「あの、嫌じゃないですか?」と聞く彼女。
「う、うん。」
合ったばっかりで、怖いような不安なような感じの私。
つい、「あ、あのさ。と、とりあえず何か飲もっか」
目の前にあるベッド。上着を脱いで薄着になる彼女から目をそらしてソファに行きました。
「こんなこと野暮かもだけどさ。なんで出会い系なんかに?」と聞くと
立っていた彼女も同意してソファのところに来てくれました。
少しの間があったのち「その言い方、何かやだな。」
「ご、ごめん」
「ううん。冗談です。今日は来てくれてありがとうございます。」
「私、両親が離婚して片親世帯で育ったんです。親は仕事で、学校とかでも友達できなくて。さみしくて始めたら皆、やさしくしてくれて」
「そうなんだ」
「それにお金もないから。」
シーンとする室内。
「引きました?」
「い、いいや。でも、危ない目にあうこととかあるんじゃない?」
「うん。でも、わたし、もういいっかなって」
なんだか自暴自棄になっているような彼女が心配になって思わず対面から隣の席へ。
彼女はうつむいてしまい、太ももの上でぎゅっと握った拳には涙がぽつり。
良く見ると傷などが見えました。
「ごめんね。なんか今まで相当大変だったんだね。今日はゆっくり過ごそう。安心できるように。」
それでスイッチが入ったのか彼女は本格的に泣いてそっと体を寄せてきました。
「居場所がないよ」「さみしい」「おとうさん」いろんな言葉が彼女の口からあふれ出ます。
父親は亡くなったのでしょうか。
母親とはうまくいっていないのか。
泣き止まない彼女に動揺しながらも、気が付くと必死に彼女を抱きしめていました。
「ぐすっ、佐藤さん。」
上を向いて語りかけてくる彼女。
小柄で華奢な彼女をそのまま抱っこしてベッドに寝かせます。
「悩み事、なんでも聞くよ。ゆっくり眠っていこう」
それからは、布団の中で、彼女の生い立ちや家族関係などの悩み、大変だったことなどをたくさん聞きながら過ごしました。
悩み事を聴いてほしかったり、安心できる居場所が欲しいだけなんだと言い聞かせていましたが、彼女の口から
「あの、してもらいたいです」とお願いが。
無言になると怖がるようなので、悩み事を聴きながら、優しい言葉をかけながらゆっくりと洋服を脱ぐのを手伝っていきます。
歩いてきたためか人間の香りがします。
キスは恥ずかしいので、彼女を後ろから抱っこするような形を取り、悩み事をお話ししながら、時折、後ろからおっぱいの乳首をやさしくつまみます。
「んっ、はぁ、それでね、んんっ」
悩み事を話す彼女の吐息が徐々に乱れていきます。
体をくねらせるようになり、どこか物欲しそうな雰囲気をするように。
もう一方の手で、彼女の股間に手を忍ばせ、膣口をゆっくりマッサージしながら探し当てます。
左右に振動を加えると、頸管粘液や愛液が漏れ出してきます。
悩みを話す彼女の右乳首をつまみ、ふと膣内へ指を挿入。
「んんっ」
すかさず内側をうねるように円を描き、Gスポットを探します。
「はぁあっ」
彼女の体が弓なりになり、天井を仰ぐお顔。
(ここかな?)
彼女の内側にあるコリコリしたところをねぶるように、彼女の中でぐるぐると円を描き続けます。
後ろから乳首をつまみ、膣を責めていた手の腹をクリトリスに当て始めるようにします。
「ああんっ」
ずっと物足りなさそうに腰を動かしていたのはきっと触ってほしかったのでしょう。
円を描きながらGスポットをクリトリス、乳首を責め続けます。
「ん、はぁん、んん、はぁはぁ」
無言を怖がるので
「まだ平気?どこまで耐えられるかな?」
などとイジワルしてみます。
くちゅ。
あふれ出る愛液のほか、白濁した頸管粘液がたくさんあふれ出るようになります。
「はぁんっ」
「もう、だめぇ、しゃべれない、んんっ」
頬を真っ赤にして息を乱す彼女。
後ろから抱っこされながらうつむいて必死に我慢しているようです。
髪は乱れ、汗ばんだお顔に張り付き、色っぽくなっています。
脳内麻薬による快楽で意識がもうろうとしてきている様子。
それでもやまない手の動き。
AVは幻想なのを知っていたため、あくまでゆっくりやさしく攻め続けました。
恥ずかしいのかうつむき顔を隠しながらもはぁはぁと息を乱す彼女。
可愛く思えてクリトリスを少し深く攻めてみます。
「ああんっ」
時折、体がビクっと弓なりになり、天井を仰ぐ彼女。
その瞬間を逃さずに耳を甘噛みしてあげると、ここも、ものすごく弱いみたい。
耳はあんまり長く攻めると嫌がったので、
「ごめんね。かわいい」
と後ろからソフトに軽くキスしました。
受け入れてくれた彼女。
彼女の腰や足がびくつきはじめ、そろそろ限界かなと円運動のほかGスポットだけを狙った縦運動、あわせてクリトリスを振動させる動きも不規則にミックスします。
押し寄せ続ける快楽に必死に耐えていた彼女も、もう心も体も解き放ってくれはじめていました。
「だめっ、いくぅ、んっ、はああっ、あっ!」
びくんっ、びくんっ。
足のつま先がピンと伸びきり、腰や体が震えています。
イっている最中の彼女の体に、コンドームを付け終わっていたペニスをその瞬間に後ろから挿入。
後ろ手に両乳首をつまみながらピストンし、玉袋がクリトリスをタップしつづけます。
「えっ?、やっ、まだっ、ああっ、あっ、あーーーー、んーーーー、はあんっ」
絶頂が何度も訪れる周期に入れてあげてストレスを抜いてあげようと努めました。
彼女は口を開けたまま、時折、呼吸が止まったようになり、体はビクンっビクンっと何度も絶頂を迎えます。
もう言葉にならない様子の彼女。
後ろから両乳首、耳、膣はGスポットとポルチオ、玉袋がクリトリスを攻め立てます。
びくんっ、びくんっと何十回も絶頂を迎えさせられた彼女が、息が止まったような状態のとき、たまらず私の腕をつかみました。
口を大きく開け、声にならない喘ぎ声をあげながら泣いている彼女。
口からはよだれのようなものが。
もう限界かなと思い、ピストンをやめ、そっと優しく後ろから抱きしめます。
「かわいい。どうか人生、嫌いになりませんように。つらいことが少しでも減りますように」
まだ挿入されている状態で、乳首も攻めていました。
「女の子だね。色っぽいね。受け入れてくれてありがとう」
ぐったりした彼女を抱っこしてバスルームへ。
入浴をさっとすませて、再びベッドの汚れていないところに寝かせてあげて、添い寝しました。
どう感じていたのかも分からないほど快楽におぼれていた自分が恥ずかしくなったのか布団で顔を隠す彼女。とてもかわいかったです。
少子化、貧困、セックス依存症。いろんな理由がこの世界にはあるのかもしれませんが、いまどきの出会い系で出会った女性は決して遊んでいるというような感じではなかったです。
いろんなことが学べた体験でした。
皆が少しでも幸せになることを、せめてそれ以上不幸にならないことを願わずにはいられない体験となりました。