21歳の夏。
僕の童貞卒業への執着は、もはや狂気にも似た渇きとなって僕を支配していた。
ストリップ劇場で眺めるだけの作り物の裸ではなく、血の通った、誰かの「妻」である女性の中に自分を沈めたい。
そんな歪んだ欲望に突き動かされ、僕は掲示板に一通の書き込みをした。
「3Pで僕の童貞を奪ってください」
それに対する返信は意外なものだった。
挿入はできないが、夫婦と別の男性の3Pを撮影するカメラマンを務めるなら、お礼に奥様との濃厚なタッチプレイを許すという。
僕は迷わず、その「非日常」への招待状を受け取った。
約束の日の昼下がり、駅のロータリーに現れたのは、落ち着いた雰囲気の旦那様と、助手席に座る20代後半の美女、志保(しほ)さんだった。
常盤貴子を彷彿とさせる知的な顔立ち、長く艶やかな黒髪。
そしてタイトなミニスカートから伸びる、眩しいほどに真っ白でスレンダーな足。
「本当に、この綺麗な人が複数プレイなんてするのか?」
車内での旦那様の「童貞なのに3Pなんて、君も物好きだね」という笑い声も、隣から漂う志保さんの甘い香水の匂いに掻き消され、僕の鼓動は早まるばかりだった。
郊外のラブホテル。
そこでもう一人の参加者、経験豊富そうな年上の男性・坂上(さかがみ)さんと合流し、部屋へと足を踏み入れた。
部屋に入るなり、志保さんは椅子に深く腰掛けた。
タイトなスカートの裾がせり上がり、脚の付け根から黒いレースの下着が覗く。
それだけで、僕のジーンズの股間は破裂しそうなほどに怒張した。
「じゃあ、先に洗ってこようか」
旦那様の合図で、志保さんと坂上さんが浴室へと消える。
数分後、旦那様に促され、僕はカメラを手に脱衣所へと忍び寄った。
床には、先ほど見たばかりの黒いパンティが、脱ぎたての温もりを宿して無造作に落ちている。
扉を少し開けると、そこには一糸纏わぬ志保さんの姿があった。
彼女は膝をつき、坂上さんの熱りを両手で包み込み、丹念に洗っていた。
いや、それは「掃除」ではなく、獲物を愛でるような肉感的な「愛撫」だった。
「ん、ぁ……っ、坂上さん、……もうこんなに硬くなって……っ」
志保さんが顔を上げると、旦那様がカメラを向けながら「そのまま、しゃぶってあげて」と命じる。
「じゅぷ……んちゅ、……じゅるるぅ……っ、れろぉ……っ」
目の前で、あの気品あふれる人妻が、見知らぬ男の塊を喉の奥まで飲み込み、卑猥な音を立てて奉仕している。
僕はファインダー越しに、その生々しい光景を脳裏に焼き付けた。
シャワーを終え、バスタオル一枚で現れた志保さんは、ベッドの上で坂上さんと絡み合った。
スレンダーな肢体が坂上さんの逞しい腕に抱かれ、白い肌が赤く上気していく。
「あ、あんっ! ぁあぁっ、……そこっ、……指、入れないでぇっ!!」
坂上さんの指が志保さんの秘裂を割り、クチュクチュという粘膜の音を立てると、彼女は髪を乱して仰け反った。
「はぁ、……はぁ……っ! ま、まーくん……見てないで、……もっと近くで、……撮って……っ」
志保さんが僕を挑発するように見つめ、坂上さんの熱りを自ら口に含む。
「じゅるぅぅ……っ、んむっ、……んちゅ……っ!!」
ストリップの見せるための裸とは違う、情欲に突き動かされた「本物の女」の姿。
坂上さんの腰が跳ね、志保さんの喉が波打つたびに、僕の理性は限界を超えていた。
「……次は、君の番だよ」
撮影を続ける僕に向かって、旦那様がニヤリと笑った。
「カメラはもういいよ。……ほら、約束の報酬だ」
旦那様の声が、夢遊病のようだった僕の意識を現実に引き戻した。
ベッドの上では、坂上さんにたっぷりと奉仕を終えた志保さんが、汗で肌を光らせながら、誘うように脚を投げ出している。
僕は震える手で、彼女の細い足首に触れた。
ストッキングを脱ぎ捨てたばかりの肌は、驚くほど熱く、吸い付くように滑らかだった。
「……たけし君、そんなに震えて。……可愛いのね」
志保さんがクスクスと笑い、僕の手を自分の内腿へと導く。
指先が付け根の柔らかな肉に触れた瞬間、頭の中で何かが弾けた。
僕は我慢できず、彼女のスレンダーな腰を引き寄せ、その平坦で美しい腹部に顔を埋めた。
「はぁ……っ、志保さん、……すごく、いい匂いがする……っ」
「ん、ぁ……っ。坂上さんの匂いと、混ざっちゃってるけど……いいの?」
志保さんは僕の髪を指で梳きながら、僕の股間の膨らみを、バスタオル越しに足の指先で器用に小突いてきた。
「タッチプレイだけって言ったけど……こんなに硬くして、可哀想」
志保さんは坂上さんに目配せをすると、僕のバスタオルをハラリと剥ぎ取った。
剥き出しになった僕の熱りは、21歳の情動を抑えきれず、彼女の目の前で激しく脈打っている。
彼女は僕の根元をギュッと握りしめ、先端に溜まった滴を、自身の指で掬い取った。
「……童貞さんの、綺麗な蜜……っ。んちゅ……っ」
自分の指をエロティックに舐めとる彼女の姿に、僕は声にならない叫びを上げた。
そのまま、彼女は僕の上に跨り、豊かなBカップの乳房を僕の顔に押し当てた。
「撮影のお礼よ。……特別に、口でしてあげる」
「ひ、あぁぁぁーーーッ!! 志保さんっ、……だめっ、……イッちゃうっ!!」
彼女の熱い口内が僕を包み込み、熟練した舌が裏筋を鋭く抉る。
坂上さんという本命の愛人を傍らに置きながら、僕を「開発」していく背徳感。
「んむっ、……れろぉ、……んちゅ……っ。……まだよ、……出すのは、私のナカがいいでしょ?」
旦那様がビデオカメラを構え、坂上さんが志保さんの腰を支える。
「……入れていいよ、たけし君。志保も、君みたいな若いのが欲しくなったみたいだ」
旦那様の許可が降りた瞬間、僕は志保さんの濡れそぼった秘裂に、自身のすべてを突き立てた。
「ズブッ、……じゅるぅぅッ!!」
「あ、あぁぁぁーーーッ!! ……熱いっ、……たけし君の、……すごく熱いよぉっ!!」
志保さんのナカは、坂上さんとの行為で十分に潤い、僕の熱りを優しく、しかし強烈に締め付けた。
「あ、あんっ! ぁあぁっ! ……そのままっ、……奥まで叩きつけてぇぇっ!!」
人妻の、それも他人の妻のナカ。
坂上さんの「痕跡」が残るその場所で、僕は初めての絶頂を迎えた。
「あ、あああぁぁーーーッ!! 出る、出るぅぅ!!」
「んんーーーっ!! 全部っ、……全部頂戴っ!!」
ドクドクと注ぎ込まれる熱い塊。
志保さんは僕の首にしがみつき、獣のような喘ぎ声を上げながら、何度も何度もイッていた。
事後、賢者タイムに包まれる僕のモノを、志保さんは名残惜しそうに舐め取り、耳元でこう囁いた。
「……たけし君、これからはもう、普通のエッチじゃ満足できなくなっちゃうわね」
その不敵な笑みを見て、僕は悟った。
21歳の夏、僕は童貞を捨てたのではない。
この美しき人妻によって、狂った性の深淵へと引きずり込まれたのだ。
