特に意味は無かったが回りが畑の人気が無い道路に車を止めて、ちょっと休憩、相変わらずふさぎ込んでいる晴美を見て、何故か
「ちょっと後ろ向いて」と言う
「何で?」
「いやいいから」
「?」
と背中を向けた晴美を後ろからハグをする
「な、何!?」
「よく分からないけどさ、こうしたら落ち着くかなと思って」
「ふーん・・・」
正直、こんな恥ずかしい事言える男だと自分でも思ってなかった。
俺の心臓はバクバク俺の腕を伝って晴美の心臓もバクバクしているのが分かる
「変な事考えてるでしょ?」
ふいに優子が言う
「そんなわけないだろ」
「ヤレたらいいなとか?」
「思ってないよ、その気があればとっくに襲ってるよ」
「ふーん・・・」
ハグをしたまま、また暫しの静寂
次ページへ続きます