後日、私は、パソコンの前にいた。
インターネットの検索欄には出会い系の文字。
風俗はお金を払うから、それ以上の関係はない。
しかし、出会い系なら時を共に過ごすとともに、もしかすると恋心が芽生えるかもしれない。
そういう感慨に至ったのだ。とりあえず、一番評価の高いサイトに登録。
紹介文には
「顔も心もとてつもなくひん曲がっています。これも顔のせいです。はっきり言ってやりたいから、ここに登録しました。」
と書いた。こんな分を書いて、我ながらバカだなと思った矢先、メッセージが届いた。
「明日、会えませんか?」
次の日、僕はこれまで感じたことのない緊張感のもと、指定の場所で待っていた。
指定の場所とはラブホテルの前だ。
「佐伯さんですか?」
振り返ると、女性がいた。
美人というよりはかわいらしいというのが第一印象だ。
「じゃあ行こっか」
「ちょっと待って。」
「何?」
「どうして、僕と…」
「そんなことどうでもいいじゃない。私があなたと会いたくなった。あなたなら寝てもいいとい思った。それじゃダメ?」
それから、ホテルに入り、シャワーを浴びてから、生まれて初めての女性の生身を見た。
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