「そんなに年齢違わないでしょ?」
「女性に歳を聞く?」
「いやっ、すいません。」
もう何も抵抗できません。
「まあいいや。まだ時間あるから少しお茶でも飲もうか」
「はい」
「それと・・・やめて、その敬語。私がおばさんみたいじゃない」
「おばさんだとは思ってないですよ。あっ、思ってないし・・・」
「フフッ、じゃあ私と付き合える?」
「えっ、いやっ、あぁ」
「ほらっやっぱり無理なんでしょう?」
「いえっ、そんなことなし。ただ、思ってたより綺麗な女性だったから。自分の身の丈に合ってないかなって思って。」
ニコッと微笑み。
「そんなことないよ。でも綺麗って言われるの久しぶり。うれしい。」
「あっ、チケット代払います。」
「また敬語!じゃあ今日これから敬語なしで会話できたらチケット代は私のおごり!失敗したら今日一日私の言うことなんでも聞くこと。」
「えっ、良いんですか?あっ、良いの?」
「早速失敗!」
「えーっ、今からにして!お願い」
「お願いするなら、言い方があるでしょ!」
「今からにしてください」
「はい、また敬語でアウト」
「ええーっ、それはずるいなー」
いつの間にか車は建物の地下駐車場に入っていく。
「えっ、ここ!」
「私の言うこと聞くんでしょ」
「・・・」
「乗り気じゃないならやめとく?」
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