世間からはお嬢様と言われているけど、エッチに興味はあるし1人で妄想に励んでいる私。
だけど、お嬢様育ちのためか男性と知り合う機会がなく、とうとう出会い系に手を出して男と会うことにしてしまった。
ブランド物のワンピースで向かった先に芸券で選んだ彼がいて、地下の一室に向かった。
男は美しい体でいい匂いもして理想的。
フワフワした気持ちの理想的なセックスで処女から卒業したわたしは今幸福感に包まれていた。
世間からはお嬢様と言われる女のこ、でも、エッチなことには興味深々。
部屋でひとり、妄想に励んでいた。
相手の男は顔は見えない、まだ想像もついていない男をイメージしていく。
まだまだ好きな人もできずにいる奥手女子のまどか。
誰かいないかなあ。
まどかの父も実は娘のボーイフレンドがいないことについて心配していた。
父親が心配していたのは、変な虫がついてこないかどうか、ということ。
早く安心することができる男性へ娘を託したいと思っていたから、仕事先の知り合いに、いい男がいないか相談を持ちかけていたり、陰ながら心配していた。
一方娘というと、お嬢様育ちゆえに自分から異性と知り合う機会がない。
そして、ついにまどかの好奇心は一線を超えてしまう。
ワンピースをまとって夜の街へ繰り出した。
ワンピースはブランドもの、高級な素材のもの。
ヒラヒラと裾を揺らして街を歩き、ひとり向かった先には彼がいた。
ホストで働いていそうなビジュアル、外見で選んだまどかは、彼と地下にある一室へと向かう。
そこで、初めての経験をすることに。。。
イケメンの若い男の子と、お嬢様育ちのまま、男を知らない女子が入るような雰囲気の部屋ではなかった。
でも、いい子で育ってきたまどかにとって、初めてのスリルであると思えた。
抱きしめ合い、キスを交わす。そのままソファーの上で…
美しい男の体だった。
いい匂いもしてきて…理想的…
ふわふわした気持ちで寝ていると、あっという間に終わっている。
「まどかちゃん、綺麗だね」
褒められて思わずウキウキした気分になるまどかは、きゃっきゃとはしゃいでいた。
まるで、子供のように。
そんなノリではしゃぐから、男も楽しくて好印象を受けた。
楽しかったよ。また会えるかな。
そう男から言われて思わず、オッケーを出してしまう。
いいよ…と。
オッケーのサインを出すと、ぱあと表情が明るくなった。
そして、まどかは初めて恋を経験したかのような不思議な気持ちで帰路について行った。
はあ、まるで父親の腕の中にいた時のような、安心感のある気持ち。
ふわふわして、赤信号でも歩いて行きそうになった。帰宅後もその幸福感は続き、そうして入浴中彼の肌を思い出してひとりでなぐさめてみる。
ベットに移動してもまた1人で慰めた。
いつもよりも感度が良くて、気持ちいい。
ぐったりとベットに横たわり、そのまま眠りこけてしまった。
いつも以上によく眠れた朝、夜のことを思い出しながら朝ごはんを食べた。