翌晩の深夜2時。
奈央(なお)は、自室のベッドで悶々とした時間を過ごしていました。
昨夜、ドアの隙間から目撃したあの生々しい情景が、まぶたの裏に焼き付いて離れません。
下着を濡らす蜜の匂い、詩織(しおり)の激しい舌使い、そして美月(みつき)の、女の深淵をさらけ出したような叫び。
奈央は吸い寄せられるように、再び廊下へと這い出しました。
今夜は、昨夜よりも一歩踏み込みたいという無意識の衝動から、彼女は詩織の部屋のドアを、昨日よりも広く、中の様子が鮮明に見えるまで押し開けたのです。
隙間の向こうでは、すでに宴が始まっていました。
詩織が美月の太ももを大きく割り広げ、その白く柔らかな内腿に顔を埋めています。
「あ、……ん、……詩織さん、……っ、……そこっ!!」
美月の嬌声が響く中、ふと、詩織が動きを止め、視線をドアの隙間へと向けました。
奈央は心臓が止まるかと思いましたが、詩織の唇は、怯える奈央を嘲笑うかのように、艶やかに弧を描きました。
「……奈央ちゃん。そんなところで一人でしてないで、こっちにおいでよ」
その一言で、奈央の逃げ場はなくなりました。
詩織が差し出した手、そしてその横で、愛液にまみれて瞳を潤ませている美月の姿。
奈央は蛇に睨まれた蛙のように、震える脚で一歩、また一歩と、背徳の園へと足を踏り入れたのです。
「いい子。美月も、新しいお友達を歓迎してあげて?」
詩織に促され、美月が四つん這いのまま奈央に近づきます。
美月の全身からは、すでに詩織に愛撫し尽くされた情欲の匂いが立ち昇っていました。
「ん、……っ、……ちゅ……じゅる、……っ」
美月の柔らかい唇が、奈央の唇を塞ぎました。
昨夜、隙間の向こうで見守っていた「女同士のキス」が、今、自分の口腔内で行われている。
美月の熱く湿った舌が、奈央の歯茎をなぞり、舌の裏側の敏感な粘膜をねっとりと舐め回します。
そこへ詩織が加わりました。奈央の口を奪い合うように二人の女の舌が交互に突き込まれ、奈央の口の中は、行き場を失った三人の唾液でタプタプに満たされました。
「じゅる、……レロ、……グチュ……ンッ!!」
絡み合う三本の舌がヌルヌルと音を立て、溢れた唾液が顎を伝ってシーツを汚します。
奈央は、男とのセックスでは決して味わえない、この「圧倒的な女の柔らかさ」の濁流に、一瞬で理性を奪われました。
「さて、奈央ちゃんの『準備』ができてるか、確かめてあげないとね」
詩織は奈央を仰向けに寝かせると、そのスカートを乱暴に捲り上げました。
すでにドロドロに濡れた奈央の下着を見た詩織が、意地悪く囁きます。
「見て、美月。この子、覗いてるだけでこんなに淫らになってたよ」
「あ、……っ、……恥ずかしい、……っ」
奈央が顔を赤らめる間もなく、詩織と美月が二人がかりで奈央の股ぐらへ顔を寄せました。
「ジュポッ、レロレロ……!!」
「クチュ……ッ、グポポッ……!!」
一人がクリトリスを吸い上げ、もう一人がヒダの裏側を舐め回す。
二つの舌が、奈央の狭い粘膜の上で競い合うように踊ります。
「ひっ、……あ、……あああああッ!! ……二人とも、……っ、……やめて、……壊れちゃうっ!!」
奈央は経験したことのない多重の快感に、腰を激しくねじらせました。
詩織の鋭い舌と、美月の未熟ながらも一生懸命な愛撫。
その波状攻撃に、奈央のマンコからは滝のような蜜が噴き出し、二人の顔面を汚していきました。
「まだ、逃がさないよ。……三人で、ぐちゃぐちゃに混ざり合おう?」
詩織が音頭を取るように、奈央と美月のマンコにそれぞれ二本ずつ指を突き入れ、激しく掻き回し始めました。
「クチュ、……グポポッ、……ッ!!」 「あ、……あああああああッ!!」
二人の女性が同時に指で暴かれ、ベッドの上で悶絶します。
そして最後、詩織は自分を挟むように二人を重ね、三人の腰を密着させました。
詩織を軸にして、三人のマンコが三角形を描くようにぴったりと合わさり、互いのクリトリスを力強く押し付け合います。
「グチュッ、グポッ!! ……あ、……あああああああッ!!」
三つの秘部が一つに重なり、逃げ場のない粘膜同士が複雑に擦れ合う三つ巴の快感。
誰の蜜か、誰の熱か分からない混沌とした快楽の中で、三人は同時に激しい絶頂を迎えました。
奈央は白目を剥き、美月は詩織の肩に深く爪を立て、詩織は勝利を確信したような咆哮を上げました。
嵐のような行為が終わり、三人は重なり合ったまま、荒い息を整えていました。
部屋には、混じり合った濃厚な蜜の匂いと、微かな汗の香りが立ち込めています。
「……明日からは、覗かなくていいんだよ? 奈央ちゃん」
詩織の言葉に、奈央はただ、力なく頷くことしかできませんでした。
薄い壁の向こうでは、まだ何も知らない寮生たちが眠りについています。
しかし、この部屋の中だけは、三人の女たちが分かち合った「秘密」という名の鎖によって、永遠に外の世界とは切り離された、背徳の深淵へと沈んでいったのでした。
