その日はとてもむしゃくしゃしていた。
というのも、ホームセンターに買い物に行ったのだが目当てのものが見つからない。
少し歩くと、これから陳列するであろう段ボールの中に、目当てのものが見つかった。
恐らく検品もすんでいるし、購入できるはずだが・・・と思いながらも一応店員に確認をとるため、ちょっと気の強そうなキツメの30代半ばくらいの女性店員に確認のため聞くと。
「あーまだです!!」
と不愛想な表情のままあしらわれてしまったのだ。
相手は急いでいたのもあるのだろうが、あまりの態度に私はとてもむしゃくしゃしてしまった。
そういう経緯もあり、とにかく女でもひっかけて抱いてやらないと気が済まないという感情のまま、私はとにかく手あたり次第にメッセージを送り、何人もの女性を並行してメッセージをやりとりすることにした。
すると、同じようにむしゃくしゃしているからパーッと遊びに行こうというノリの良い女性がつかまった。
彼女の名前はマリコ、30代半ばでシングルマザーだそうだ。
少し熟れた体を想像し、私は興奮しながら会う当日を待つことにした。
当日は大型ショッピングモールの駐車場でお互い車で乗り付け待ち合わせると、真っ赤なSUVに乗った女性が降りてくる。
それが、今回待ち合わせた女性のマリコだった。
だんだん近づいてくるマリコを見て私は先日のホームセンターでの出来事を思い出した。
(あの店員だ!)
私の方は気づいていたが、彼女の方は気づいていない様子だった。
あの時私はマスクをしていたし、彼女はほとんどこちらを見ずにあしらったので覚えていなかったのだろう。
彼女は笑顔で挨拶してきた。
(この野郎、あのときはニコリともしなかったくせに・・・)
イライラした感情が再び襲ってくるも、どんな声で鳴かせてやろうかという興奮へと変え、私たちはデートに進んだ。
彼女の会話は終始愚痴ばかりだった。
シングルマザーでただでさえストレスがかかるうえに、同僚でムカつくお局のような女性がいるらしい。
「この間も、それでお客さんに横柄な態度をとってしまって・・・」
(それが私なんだけどね・・・)
という言葉は飲み込み、話を聞いていた。
次第に、怒りに支配されそうだった私の感情は、原因を知るにつれ段々とギャップでかわいいと思うようになってきた。
私はその客だったという事を打ち明けることにした。
彼女は驚いた表情と気まずい表情をうかべたが、お互い打ち解けても来ていて笑い話になった。
その流れで、お詫びとして一つお願いを聞いてもらおうかなと言い、無理やりホテルに行くことになった。
「あぁぁぁ!!」
手マンしてやると、グチュグチュと音を上げて喘ぐ彼女。
気の強そうな態度はSEXにも表れた。
すぐにディープキスを交わすと、獣のように2人は交わり、彼女は積極的に騎乗位になり腰を振る。
「きっきもちぃぃ!!最高!!」
後で聞くと出会い系で出会っては、ストレス発散でSEXをヤりまくっているらしい。
こんなんならさっさと回りくどいことをしないでホテルに行けばよかったと思いつつも、出会い系の難しさはそこにある。
あからさまなヤリモクは彼女たちの体裁としても、避ける傾向にあるからだ。
「アァァァアィクゥイクゥゥイクゥゥゥゥ!!!」
彼女は私の上で果てた。
「もっと・・・してぇ・・・」
「アァァァマタ・・・マタイッチャゥゥウッゥ!!」
それから何度も再開し、何度も何度も果て、満足したように眠りについた。
結局お互い恋愛をするつもりもなく、この後彼女は店も辞め会うこともなかった。
ひとたび寝てしまえば本性を現す女性たち、そこまでのプロセスはめんどくさいがこれだからやめられない。