ママに禁止されていること、不良との付き合い。
友達は選びなさい。と強く言われている。
もうすでに27歳という大人の年齢に達した。
というのに、まだママからの躾はあたしにつきまとう。
アルバイトもこなし、もうすでに初体験もすぎているのに…
あたしって、ちょっと遅れてる女?
同世代の子にはすでに彼氏がいて、結婚云々という情報もあるのに…
そう…あたしも彼氏欲しいな。
別にほしくないのであればいいけれど…
あたしは欲しいと思うから、今のフリーが惨めで…
同世代に遅れを取らないためにも、なんとしても彼氏が欲しい。
作らないと!そういう意気込み。
出会い系なら確実に時間を有効活用できちゃう…
そう思いながら、時間の有効活用を…
ピピピッ出会い系サイトで遊ぶ、まどか。
仕事先であっても、時間さえあればピピピッとしてしまう。
「あっいけない、時間だわ。着替えないと!」
職場は華やかにみえるタレント事務所。
仕事はというと、イベントの司会であったりマルチにこなしていた。
出会いはというと、全く声がかからず…
女子との出会いは多いのに。だからピピピッ。
もう誰でもいいかなあ、自暴自棄になっていきそうな頃でした。
そんな時に男とデートへ。
彼の職業は聞いたけれど。
公表できないかも…
都心部の駅周辺にいそうな男で、スーツの着こなしはちょいダサ。
そうして、そのスーツ姿を見ながら、普通だなと思った。
わたしだけの王子様なんているわけないし。
彼の後にシャワーを使用すると、なんとも言えぬ男の匂い。
この不潔な匂いは昔銭湯の男風呂で嗅いだことのある匂いだ。
ちょいくさいかも…
女性の匂いとは全く別物…
あたしってこういう男性苦手かも。
いかにも男性という匂い、見た目が苦手と気がついたものの、時すでに遅しで…
はあ…バスタオルが取れて裸体が現になると、我が身のボディをひとめに晒してしまった。
ぷるんとしたお椀型のおっぱい。
加えて、丸みを尾びたヒップ。
そして、細い手首足首と。
スタイルの良さよりも女っぽい体つきと艶のあるボディ。
彼は目を丸くして裸体を凝視してきた。
そうして男の筋肉質なからだに抱かれてゆき、ついに…
自分が女であるという感覚、意識を取り戻していくことに…なった…
あたし女だったのね…というふうに自覚してしまうほどに…
エロくなった体を正反対の体付きである男が抱きしめた
…はあ…いよいよ今夜あたし男にこの体を捧げるのね…
と思うとなんとも言えない気持ちになっていく…