心がひねくれた大学生への謝礼として。
"大学に入学して1年たったころ、ふと思った。
「本当にこのままでよいのだろうか」と。
その悩みは大した悩みではない。
彼女ができないという悩みだ。
彼女以前にこの一年女の子ともまともに話さなかった僕は、20歳となったこの日、今まで感じることのなかった焦りに駆られたのである。
もちろん性と営みなどしたことのない僕は、毎晩携帯片手に、腕の上下運動を繰り返していた。
この前、友人が風俗に行ったという話を聞いた。
なるほど、もう大学生だからそれもありだなと思う反面、初めては好きな女の子と一夜を共にしたいというプライドがそれの邪魔をした。
「そんなこといってたら、一生童貞のままだべ。」
そんなことはわかってる。
自分は顔が悪いが故の自信喪失人間である。
顔は一番最初に見られるところだから、顔を見ればその人の人生がわかる.
要はモテモテの人生を歩んできたか、そうでないかだ。この少しの差で人生は大きく変わる。
顔が世間一般の評価より少し下回ったがために、性格はひん曲がり、女のことも話せない人間になってしまうのである。
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