激しいゲリラ豪雨が、住宅街を白く煙らせていた。
「……すごい雨。これじゃ、駅まで歩くのは無理ね」
美紀は、幼馴染であり今はママ友でもある沙織の家で、飲みかけのワイングラスを揺らしていた。
隣の和室では、幼い子供たちが昼寝をしている。
沙織は、少し疲れた顔で雨空を見つめる美紀を、じっと観察していた。
美紀の夫が仕事にかこつけて外泊を繰り返し、彼女がワンオペ育児で心も体もボロボロであることを、沙織だけは知っていた。
「美紀。あんた、最近旦那さんに抱かれてないでしょ」
「えっ、……何、急に」
「わかるよ。……女の顔をしてないもん。ずっと、何かを溜め込んでるみたいな顔」
沙織がソファの隣に座り、美紀の肩にそっと手を置いた。
「……私なら、あんたをそんな風に放っておかないのに」
沙織の瞳には、同情以上の熱が宿っていた。彼女は昔から、美紀に対して友情以上の独占欲を抱いていたのだ。
「……っ、沙織……?」 「いいよ。今だけは『お母さん』も『奥さん』もやめなよ。私が、あんたを女にしてあげる」
沙織の手が美紀の頬を包み込み、そのまま吸い付くように唇を塞いだ。
「ん、……っ、……ぁ……っ」
男のものとは違う、柔らかくて甘い香りのする唇。
沙織の舌が、美紀の口の中を慎重に、そして「ここが寂しかったんでしょ?」と問いかけるように執拗に探り始める。
美紀は驚きに目を見開いたが、沙織の優しくも強引なリードに、次第に力が抜けていく。
唾液が糸を引くほど深いキスを繰り返すたび、美紀の心の中にあった頑なな理性が、雨音と共に溶け出していった。
「……美紀。こんなに綺麗な身体、もったいないよ」
沙織は美紀のブラウスのボタンを指先で器用に外し、露わになった胸を掌で包み込んだ。
「やだ、……沙織……っ」
「恥ずかしくない。……あんたをこんなに熱くさせてるのは、私だよ」
沙織は美紀の胸を、形を整えるように優しく、時には指の腹で先端をゴリゴリと力強くマッサージした。
「あ、……ぁっ、……そこ、……っ!」
沙織はそのまま顔を埋め、先端を唇で柔らかく吸い上げた。
夫の雑な愛撫とは違う、女性だからこそわかる「最も気持ちいい場所」への執拗な執着。
ジュウ、と湿った音が響くたび、美紀は自分が「母親」であることを忘れ、「一人の女」として沙織に開発されていく快感に震えた。
沙織の手が、スカートの裾から、すでに熱を持って震えている内腿へと滑り込んだ。
「……すごい。言葉では拒んでも、身体はこんなに欲しがってる」
沙織は美紀のショーツをゆっくりとずらし、脚を大きく広げさせると、その間に顔を埋めた。
「あ、あああああっ!!」
沙織の熱い舌先が、秘部の急所を正確に捉えた。
沙織が美紀を誘ったのは、彼女を自分だけの快感で染め上げたかったからだ。
「あ、……っ、ん、……沙織の舌、……そこ、……そこはダメぇっ!」
ジュル、ジュポッ、という卑湿な音が雨音に混じる。
美紀は沙織の髪を掴み、腰を何度も浮かせて、「沙織、沙織ぃっ!」と叫びながら、最初の大絶頂を迎えた。
絶頂の余韻で痙攣する美紀に対し、沙織は自身の唾液と美紀の蜜で濡れた細い指二本を、狭い奥底へと迷いなく突き立てた。
「あ、……あぁっ! ……沙織、……指、……深い、……っ!」
沙織の指は、美紀の奥の柔らかい壁を、内側から外側へ向かって「こっちを見て」と誘うように力強く、リズミカルに掻き出した。
「ほら、旦那さんよりも気持ちいいでしょ? ……私だけが、あんたの弱点を知ってるんだから」
指が急所を抉るたびに、美紀の膣内はキュウキュウと指を締め付け、透明な蜜がソファを濡らしていく。
「ぁ、……っ、ん、……そこ、……そこ凄い、……またイく!」
指による執拗な蹂躙によって、美紀は何度も声を殺した絶頂を繰り返し、沙織という女に心も体も完全に依存していくのを感じた。
「……美紀。全部、私に預けて」
沙織も自分の服を脱ぎ捨て、美紀の上に覆い被さった。
お互いの濡れた秘部が、直接触れ合う。
「あ、……あぁ、……沙織のも、……こんなに熱い……っ」
二人はお互いの脚を絡め合わせ、腰を押し付けるようにして擦り合わせた。
貝合わせという女性同士の究極の愛撫。
「ぐちゅ、ぐちゅ、……っ、……っ!」
「あ、あぁっ! ……美紀、……もう離さない……一緒にイこっ!!」
お互いの粘膜が重なり、摩擦されるたびに、脳みそがとろけるような快感が全身を突き抜ける。
最後の一撃。
二人が互いの体を強く抱きしめ、腰を強く叩きつけると、美紀と沙織は同時に全身を激しく痙攣させ、雨音に包まれたリビングで、何度も何度も果て続けた。
