自身の性格に気付いた彼女は話を変えたかったのか
彼女、「良いのを見せてあげる」
再びスマホの画像を見せられると、着物の帯を外した彼女が色っぽく写っており
彼女、「どう?使えそう?」
私、「何に使うんだよ?」
彼女、「今晩のオカズになるでしょ?」
ずぼらな性格は、たった1週間の帰省では変わりませんが、東京に戻ってからも毎週金曜日は必ず彼女と会っていました。
毎週金曜日は互いの部屋を交互に訪れており、彼女の部屋には現像された写真が置いてあったため
私、「わざわざ現像に出したの?」
彼女、「違う実家から送って来たの」
私、「毎年、姉妹で着物を着るの?」
彼女、「幼い時は着ていたけど、姉妹で着物を着たのは久しぶり」
私、「どうして今年は着物を着たの?」
彼女、「春にお姉ちゃんが結婚をするから、独身最後の記念に撮ったの」
私、「お姉ちゃんが結婚をすると寂しい?」
彼女、「年子は双子みたいなものだからね・・・」
いつもは元気な彼女が大人しいため、元気付けようとカラオケに誘ったのですが
私、「今日はやめておく」
月曜日に出社すると上司が、「恋人とは上手くいっているか?」
私、「単なる同郷出身で恋人ではありません」
上司、「その彼女は、どんな子なの?」
私、「元気が取り柄なのですけど、」
上司、「けど?」
私、「先週会った時は、お姉さんが結婚するらしく元気がありませんでした」
上司、「元気がないのは、お姉さんの結婚だけが理由かな?」
私、「どういうことですか?」
上司、「彼女は身近な存在である姉が結婚をすることで、焦っているのでないのかな?」
彼女姉妹は年子、歳が1つしか違わない姉が結婚をするのですから、彼氏がいない千佳が焦るのも肯(うなず)ける。
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