SM大好きな女の子に対する世間の目が厳しく、悩んでいる私。
SM的な下着が大好きでアルバイトもこなしていて、ようやく手に入れた下着を誰かに見せたい。
そして、出会い系でカミングアウトしつつ男を募集したけど1年間反応なしのなか、諦めた頃にいいよってきた男と食事に。
ホテルで、さっさと着替えて男に全部脱げと命令、ただなんとなくピンとこない感じの男に、私はM男が好きじゃないのかもって。
ただ、待つだけの従順すぎるにだんだんとしびれを切らした私は、彼にお尻を突き出し「それ入れてほしんです」っておねだりをしていた・・・。
SM大好きな女子って、世間の目は厳しい…特に女のこには…男にだって普通にみえてSM嗜好だという人はいっぱいいるのに。
そんな性に対する悩みを持っている、はるか23歳。
SM的な下着も大好きだけど、高い下着を買うお金がない。
だからアルバイトもこなしている。
ようやく手に入れた下着、この下着を身につけて誰かに見せびらかしたい。
そう思っていた。
そんな時に出会い系サイトの広告を見つけたから試してみることに…
SM大好きです…そうカミングアウトして男を募集していたらあんまり人気がなくて…恥ずかしいけれど一年は出会い系サイトでフリーでした。
一年もフリーだなんて…
諦めかけたときに言い寄ってきた男と一回きりの約束で食事へ。
ファーストフードに近い食事もパパッと終えてから、ホテルへと消えてゆく。
今日ありさが持ってきた下着は勝負下着、なかでも一番気に入っているというブラックカラーのランジエリー。
「ちょっと着替えてくるね」
「うん。」
パウダールームへと向かうとそう言いながら席を立つ。
そして、いそいそと1人でSM仕様に着替え、準備をした。
なんとなく情けないような不思議な気分…
女のこが1人SM仕様に着替えていくなんて…。
ミニスカート、黒のガーターストッキング姿、レースのパンティ、忘れてならないアイテムとして羽を手にして現れた。
「ねえ、全部脱いでよ」
勝弘という名の男にそう命令してしまう。
もう、全身SM仕様になっているときは強気の女。
ああ、いいよ、はいはいと言いたげに服を脱いでいく…
見た目の印象で悪くないな、という男と会ったけれど、なんとなくピンとこなくて…ピンとね。
M男くんを好きだという人もいるけれど、あたしは違うかも。
すっぽんぽん姿になりベットでただ待つというのみの男にちょっと萎えた。
「ねえ、なめて?」
なめてくれないの?
そう言いながら足を差し出した。
ひと舐めさせるとほんとうに気分がいい。
ただ、あまりにも従順すぎる男相手ではどうも…気分がのらないしで…
「ねえ、それいれてくれない?」
入れて欲しいとせがみながら、彼の方へとおしりを突き出した。
「それ、入れて…入れて欲しいんです…」
え?あたしS子なのに、今M子になっていない?
彼のテクニックか、従順すぎたゆえのことか…M子になるあたし…静かにそれは入ってきた。
ゆっくりと押し進めるようにして…
あっん、口のなかいっぱいに満たされる感覚、その感覚を感じながらいくことができた。