午前四時。
鶯谷の場末のカラオケボックス。
画面には予約もされていない歌のガイドメロディが無機質に流れ、空気清浄機の低い唸りだけが部屋に充満していた。
職場の先輩である高橋と、後輩のエミは、L字型の狭いソファーの両端に座っていた。
疲れきったエミは、重たいまぶたを閉じ、カクンと首を落として寝入ろうとしている。
その拍子に、彼女のストッキングに包まれた膝が、高橋のデニムの膝に「ドン」と当たった。
「……あ、すいません」
エミが小さく呟いて足を引こうとしたが、高橋は避けようとしなかった。
むしろ、押し付けられた膝の、布越しに伝わる生々しい体温と柔らかさに、意識が吸い寄せられていく。
「いいよ。狭いしな……」
高橋の声は低く掠れていた。
酒で熱くなった体と、狭い室内の湿気が、二人の間の境界線を曖昧にしていた。
エミは体勢を保てず、そのまま高橋の肩にゆっくりと重みを預けた。
鼻先をかすめる、シャンプーの匂いと混ざった、少し酸っぱい酒の匂い。
そして、彼女のうなじから漂う、女性特有の重い体臭。
高橋はエミの細い肩に手を回し、落ちないように支えた。
指先に触れる、ブラウス越しの肌の熱。
エミは目を開けず、ただ「……ん」と喉を鳴らして、高橋の胸にさらに深く顔を埋めた。
沈黙の中、高橋の指先がエミの耳たぶに触れ、そのまま首筋の産毛をなぞる。
「……高橋さん」
エミが顔を上げ、至近距離で高橋を見つめた。
アルコールで赤く染まった目、少し荒れた唇の縦じわ。
どちらかが誘ったわけではない。
ただ、重力がそうさせるように、二人の唇がゆっくりと重なった。
それは映画のような甘いものではない。
安ビールの苦味と、渇いた粘膜が無理やり湿らされていくような、泥臭いキスだった。
「ん、……じゅる、……んっ、……はぁ……」
高橋の太い舌が、エミの口内をねっとりと這い回る。
エミもまた、拒む力も失ったまま、彼の舌を自分の舌で絡め取り、吸い上げる。
狭い個室に、ヌチュッ、クチャッ、という卑湿な音が反響し、二人の心拍数はさらに跳ね上がった。
高橋の手が、エミのタイトスカートの裾から、ストッキングに包まれた股ぐらへと滑り込んだ。
ナイロンが肌に食い込む独特の感触を楽しみながら、指先でマンコの形をなぞる。
「あ、……っ、ん……っ」
高橋はエミをソファに押し倒すと、彼女のストッキングの股の部分を強引に引き裂いた。
パチッ、と伝線する音が響き、剥き出しになったエミのマンコは、すでに熱い蜜でグチャグチャに濡れていた。
高橋は膝をつき、エミの脚を大きく割ると、その場所へ顔を埋めた。
「あ、あああぁっ! ……高橋さん、……だめ、……っ!」
高橋のザラついた舌が、エミの急所を力任せに弾き、吸い上げる。
ジュル、ジュポッ、と音を立てて彼女の蜜を啜り尽くす。
若者にはない、執拗で粘り気のある舌使い。
エミはソファの端を強く掴み、背中を弓なりに反らせて絶頂の悲鳴を上げた。
高橋が自身のズボンのチャックを下ろし、硬く脈打つ太いチンコを剥き出しにすると、エミは呆然とそれを見つめ、やがて誘われるように手を伸ばした。
「……あ、……すごい、……パンパン……」
エミは高橋の熱いチンコを両手で握り、その先端を舌で丁寧に、吸い出すように舐め回した。
「ん、……んぐ、……ぁっ……んんっ!!」
彼女は目を潤ませながら、高橋のチンコを喉の奥深くまで飲み込んでいく。
喉を突かれる衝撃に咽びながらも、エミは必死に舌を絡ませ、自らの先輩を悦ばせることに没頭した。
「……もう、限界だ。入れるぞ」
高橋はエミの腰を掴み、自身の猛り狂ったチンコを、蜜で溢れかえった彼女のマンコの奥底へと一気に突き立てた。
「あ、あああああぁぁぁ……っ!!」
内側をミシミシと押し広げられ、一番奥を直接叩かれるような衝撃。
エミは目の前のテーブルを強く掴み、高橋の激しいピストンを受け止めた。
「グチュッ、グポッ、……ッ、……ッ!」
「あ、あぁっ! ……高橋さん、……奥まで、……全部出してっ!!」
最後の一撃。
高橋がエミの最深部を突き破るように腰を叩きつけ、白濁した熱い種をドクドクと奥底にぶちまけると、エミもまた全身を激しく痙攣させ、始発を待つ朝の気だるい光が差す個室で、二人は動けなくなるまで果て続けた。
