彼の家の最寄り駅まで私が行って待っていると、彼がシッポを振る犬のように近づいてきました。
マックでソフトクリームを食べた後、ショッピングモールに行きました。
電車での移動中、彼は痴漢から守っているつもりなのか、私の後ろに立って周囲の人を遠ざけていました。
電車から降りて、人混みから離れた所で約束通り、おでこにキスしてあげると、顔をくちゃくちゃにした笑顔で喜んでくれました。
そこから手を繋いで、彼は時々、体をくっつけて甘えてきたり、興味がある物を見つけると、私の手を引っ張って走り出したり、無邪気な弟のようでした。
それ以降も夏休み中にデートを重ね、制服デート、夏祭りでの浴衣デート、プールでの水着デートなど、彼の憧れのデートをしました。
キスやハグを彼が求める回数が増え、強請ってくる目が犬みたいで可愛かったです。
夏休みが終わりに近づき、ある日のデートでカラオケボックスに入った時、彼が抱きついて甘えながら話し始めました。
彼『夏休み終っちゃうね・・・』
私『そうだね』
彼『また会ってくれる?』
私『もちろん、何で?』
彼『夏休み終っちゃうし、時間ないかなって』
私『電車で1時間もかからないんだし、会えるよ』
彼『本当?』
私『うん!』
彼『約束だよ』
彼は少し不安そうに言うと、ギュっと抱きついてキスしてきたので、私は頭を包み込んで頭をポンポンと撫でました。彼は更に体を密着させて、ウルウルとした子犬のような目でじっと見つめてきます。
あまりに可愛すぎて思わず、今まで以上のディープキスをして舌をくっつけました。
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