結婚10年目でセックスレスになったのは、旦那が勃起不全になってしまったから。
友達には「お金があるんだから、女性用の風俗へ行って来なよ」と言われるのだが、旦那が稼いだお金で風俗を利用するのは申し訳無い。
自分のお小遣いで買ったのはアダルトグッズ。
それで満足出来たのは、最初の1ヶ月だけ。
アダルトグッズの使い過ぎで、手が腱鞘炎になってしまった。
前々から興味のあった出会い系サイトに登録してみると、「良いね」を押してもらえた。
私の何が良いのだろう?
歳は取ってるし、顔にはシミやシワがあり、中年太りでお腹だって出てる。
「良いね」を押してくれた人が多かったら違ったのかもしれないけど、「良いね」を押してくれたのが1人だけだと、どんな人が押してくれたの知りたい。
「良いね」を押してくれた人に、私も「良いね」を押したことで、メッセージのやり取りをするようになった。
「良いね」を押してくれたのは、私と同年代で、旦那より年齢が10歳若い男性。
メッセージは頻繁にくれるのだが、旦那が休みの土日は返信が出来ない。
月曜日になるのが待ち遠しいと思うようになると、「会いませんか?」
歳は取ってるし、顔にはシミやシワがあり、中年太りでお腹だって出てる私と会って、どうするの?
「会うのは無理」と返信をしたのだが、それでも、男性は頻繁にメッセージをくれる。
その頃、友達に言われたのは、「痩せた?」、「肌がキレイになったわね」。
誰にも言ってないが、若く見せようと、旦那が稼いで来たお金でエステに通った。
押し入れにしまっておいた、OL時代のスカートが履けるようになった頃、再び男性から「会いません?」と誘われ、「会うだけなら」と返信をしてしまった。
それからはドキドキで眠れない。
ドキドキするのは不整脈?
病院で診てもらっても異常はない。
男性と会うと、更にドキドキは増してしまい
男性「大丈夫?」
私「ちょっと休めば大丈夫」
男性「だったら、ちょっと休んで行こうか」
連れて行かれたのはホテル、しかもラブホテル。
前回ラブホテルに来たのは、結婚をする前だから10年ぶり。
ラブホテルは昔とさほど変わってないのだが、メッチャドキドキする。
男性「映画でも見ようか?」
男性がテレビの電源を入れると、画面に映ったのはアダルトな映画。
私は画面から視線を反らしたのだけど、チャンネルは変わらない。
見なくても、アダルトの映画の音声は聞こえてくる。
映画のシーンで、女優のスカートの中に男優が手を入れると、私の横に座っている男性が、私の履いているスカートの中に手を入れて来た。
映画のシーンで、女優が「ヤメて」と言ったため、私も「ヤメて」と言った。
その後のシーンで、男優が「良いだろ」と言うと、女優は「私、結婚をしてるけど良いの?」。
すると、男優は「構わない」と言って、エッチを始めた。
これに触発されたのか、私の横に座っている男性が「良いだろ?」と聞いて来たため、思わず笑ってしまったのだが、男性は強引にスカートの中に手を突っ込んで来た。
私「そんなつもりで来たんじゃないの」
男「どんなつもりで来たんだ、勝負下着を身に付けて来て」
その日、私が身に付けて来たのは、お気に入りの下着。
お気に入りの下着を着て来たのは、ある程度、覚悟をしていたから。
テレビから聞こえるのは、女優の「乱暴なことはヤメて」
これに触発されたのか、男性は私の胸を激しく揉む。
再びテレビから聞こえたのは、「もう帰る」
しかし、男性は胸を揉むのをヤメてくれず、手が下に伸びて来た。
若い時なら、アソコを触られることを危惧しただろうが、三十路女の私は、お気に入りの下着が伸びないか心配。
男性が、パンティを脱がすのを焦らすため、私は自分から脱いだ。
テレビはコマーシャルが流れていたのだが
私「ヤルならサッサとヤリましょう」
男性「はい」
久しぶりだったこともあり、私がリードしてSEXをすると、男性は5分と持たずイッてしまった。
男性「良かったよ」
何が「良かった」だよ。
たった5分で満足出来るか!
家に帰った私は、アダルトグッズで欲求不満を解消した。