分かれた彼氏が、どうでもいい格好の女に落ちているのに嫉妬した私は、出会い系で男を探した。
年齢に近い、大学生だというツンデレの男の子とホテルにいくとシャツを一気に脱ぎ私の前に前進してきた。
でも、怖いと言うより温かいという不思議に感じで、下品な言葉も使わないからはじめてなのかも。
そして彼とハグをすると、恋愛ではない遊びの関係なのに彼の胸の気持ちよさに満たされた気持ちになった私は・・・
彼氏と別れた後に彼氏の彼女をみて幸せそうで…あたしって、彼氏の元彼が認めらる女性であれば、嫉妬はしないタイプ。
でも。。
あんなどうでもいい格好の女子まで落ちるなんて。。
そう考えていた。
やけくそ。。
最近ナンパは減少気味で、街を歩いていても声をかけてくるような男というと、いい加減そうな男ばかり。
ナンパされない、できないとなればあとは…後は出会い系。
男性っていいよねと、麻衣子はつねずね思っていた。
その理由は、男性ってキャバクラ、風俗、おっパブ、とにかく女のこを求めようとすればチャンスはあるわけだから…
一方で女性のチャンスは少ない。
出会い系でも選ばれる方になってしまう…出会い系サイトをみながらいろいろと思うけれど、、
可愛くないと選ばれない、若くないと、熟女であればナイスボディでないと…そういう風にしながら、思いながら…
出会い系サイトで年齢の近い男の子を探した。
大学生だという若い男、もしかして危険かも。。
そんな風にも思える。
体育会系に見える男の子、筋肉質でもりもり。
そしてはつらつとしていた。バトミントンをしているそう。
「へえ。。バトミントンを」
「男の子にしては…」
プレイボーイ、いや違うな、もっとこう、ツンデレ?という言い方がいいかも。
親友に話すときには…ツンデレ…
ツンデレ…の男の子とホテルに入る。
表情がなく、ちょっと皮肉ったような顔をしている。
そんな彼についていく。
「待ってよ。。」
と声をかけるほど足並みは違う。
シャツを一気に脱ぎ大胆にもあたしの前へ前へと前進してきた。
なんだろう…前進してくるその様子をみながら怖いというよりも、暖かさが突き進んでくるような不思議な気持ち。
「エミちゃんっていうんだよね。」
「うん。。」
「エミちゃんも脱いでよ」
「…」
決して下品な言葉を使わない大学生、まだ知らないのかもしれないと思いながら…そして、彼とハグする。
決してこれは恋愛感情ではないことはわかっている。
恋愛ではなくて…ただのゲーム、言い換えると遊びだから、気持ちなんて入れてはいけないの。
そう思いながらも彼の胸の温かみを感じていた。
はあ、分厚くて暖かい。
胸の感覚。たかが20そこらの男の子の胸がこんなにも気持ちがいいなんて…いつまでも、いつまでも感じていたい、そんな気持ちだった。
なんだか、ハグだけで満たされたかも。
彼はそれ以上進もうともしない、あたしがその先を誘わないからにも見えた。
まだ恥じらいのある若い男女のふたり。