私、佳奈(かな)20歳。
最悪で、最高に淫らな夜は、親友の恵(めぐみ)が酔い潰れて寝入った瞬間から始まった。
場所は恵のマンション。
恵の彼氏、航平(こうへい)さん22歳。
航平さんは、恵が自慢するほど優しくて誠実な彼氏……のはずだった。
でも、私はずっと前から、彼が私に向ける視線に、恵には見せない熱が含まれていることに気づいていた。
深夜2時。
恵はベッドの上で規則正しい寝息を立てている。
リビングの薄暗い間接照明の下、残されたのは私と航平さんだけだった。
「……寝ちゃったね、恵」
航平さんが声を潜めて囁く。
私たちはソファの端と端に座っていたけれど、その距離は、重たい沈黙の中でじりじりと縮まっていった。
私は自分の膝を抱え、スカートの裾をいじいじと指先で弄んでいた。
「……そうですね。航平さんも、もう寝ますか?」
「いや、……佳奈ちゃんと、もう少し話したい」
航平さんの手が、私の掌に触れた。
熱い。
私は逃げるべきだった。
でも、彼の指が私の指の間を「ぎゅっ」と絡め取ったとき、身体の芯から甘い疼きが突き上げてきた。
私たちは、すぐ隣にいる親友にバレないよう、音を殺して指先を絡め合わせ、お互いの体温をいじいじと確かめ合った。
「佳奈……ごめん、もう我慢できない」
航平さんが私の腰を抱き寄せ、唇を塞いだ。
「んむっ、……んちゅ、……じゅるるぅ……っ!!」
恵の部屋の匂い、恵が使っている洗剤の香り……。
その中で、彼女の彼氏の舌が私の口内を蹂躙する。
「はぁ、はぁっ! 航平さん、……ダメです……恵が、すぐそこに……っ!」
「……恵は起きないよ。……いいだろ? ずっと、君に触れたかったんだ」
航平さんの手が私のシャツの中に滑り込み、ブラジャーを押し上げて、まだ恵さえ知らない私の柔らかな肉を鷲掴みにした。
「ひ、あぁぁぁーーーッ!! ……じゅぷ、……クチュ、クチュルゥ……ッ!!」
下着の中に侵入した彼の指が、溢れ出した蜜でヌルヌルと濡れそぼる秘裂を、音を立てないように、でも執拗にかき回す。
「佳奈、……こっち向いて」
航平さんは私をソファの上で四つん這いにさせた。
私の目の前には、恵が誕生日プレゼントにあげたというクッションがある。
彼は背後から、自身の猛々しい怒張を、私の狭い最奥へと一気に突き立てた。
「ズブッ、……ぬぷりぃぃッ!!」
「は、あああああぁぁーーーッ!! ……んんっ、……んぐぅぅっ!!」
絶叫しそうになる口を、自分の手で強く押さえる。
「太いっ、……お腹の底まで、……全部埋まっちゃったぁぁ!!」
航平さんは恵を起こさないよう、私の耳元で荒い吐息を漏らしながら、激しく、深く腰を叩きつけた。
「パンッ、パンッ!! ……ぐちょ、……じゅるりぃぃッ!!」
肉がぶつかり合う卑猥な音が、静まり返った部屋に反響する。
「あ、あんっ! ぁあぁっ! ……航平さんっ、……そこっ、……激しすぎるよぉぉ!!」
「佳奈……っ! 君の中、最高に熱い……っ! 出すぞ、……全部、出すっ!!」
航平さんの動きがさらに速度を増し、私のナカを抉り回す。
私は恵の寝息を聞きながら、極限の背徳感とともに絶頂の波に身を投げ出した。
「いっちゃう、……んんーーーっ!! ぁあぁぁーっ!!」
「ビョッ、ビョッ、ドッピュンッ!!」
熱い白濁液が、私の深奥へと、親友への裏切りの証とともに叩きつけられた。
「んんーーーっ!! ……熱いっ、……いっぱい注がれてるぅぅ!!」
私たちは重なり合ったまま、声を押し殺して激しく痙攣し、おびたどしい量の愛液と精液を混ぜ合わせながら、真っ白な絶頂の世界へと溶け合っていった。
翌朝、恵が目を覚ましたとき、私たちは何食わぬ顔でコーヒーを飲んでいた。
「おはよー……あ、航平、佳奈、まだ起きてたの?」
「うん。……ちょっと話し込んでてさ」
航平さんはいつもの「優しい彼氏」の顔で微笑む。
でも、私のナカには、まだ航平さんの強烈な余韻と、彼が残した熱い証がドクドクと脈打っている。
親友という仮面の下で、私たちは次の「恵が寝静まる夜」を、指先で密かに疼く自分をなぞりながら待ち侘びている。
