私、美緒(みお)20歳。
父の再婚で「お兄ちゃん」になった亮介(りょうすけ)さん25歳。
普段は都内のマンションで暮らす兄が、法事のために数日だけ実家に帰省してきた。
親戚たちが墓参りへと出払い、広い日本家屋に残されたのは、私と亮介さんの二人だけ。
外からは、狂ったような蝉時雨。冷房の効きが悪いリビングで、扇風機が首を振りながら、生ぬるい風を送っている。
「……暑いな、美緒」
亮介さんは、黒い礼服のネクタイを乱暴に緩め、シャツのボタンをいくつか外した。
その隙間から見える、男らしい鎖骨と、うっすらと汗ばんだ胸元。
私は、麦茶を運ぶ手が微かに震えるのを感じた。
「お兄ちゃん……着替えればいいのに」
「ああ……でも、なんだか動くのが億劫でさ」
亮介さんがソファに深く腰掛け、私をじっと見つめる。
私が隣に座ると、二人の距離は、触れ合うか触れ合わないかの限界まで縮まった。
沈黙の中、扇風機の回る音だけが響く。
ふと、亮介さんの手が私の膝の上に乗った。
「美緒……お前、俺がいない間に、もっと綺麗になったな」
指先がいじいじと、私の部屋着の裾を弄ぶ。
「あ……お兄ちゃん、……っ」
私が顔を上げると、そこには妹を見る目ではない、飢えた「雄」の瞳があった。
「もう、誤魔化せないよ……美緒。俺、ずっとこうしたかった」
亮介さんの掌が私の後頭部を引き寄せ、奪い取るように唇を重ねた。
「ん、んむっ……んちゅ、……れろぉ、……じゅるるぅ……っ!!」
「お兄ちゃん」
と呼ぶべき唇から、濃厚な体温と苦いタバコの匂いが流れ込んでくる。
彼の大きな手が、薄手のシャツ越しに私の胸を鷲掴みにし、親指で乳首を容赦なく擦り上げた。
「あ、あんっ! ……ダメだよ、……誰か帰ってきちゃう……っ!!」
「誰も来ないさ……。……ほら、お前のここ、こんなにびしょ濡れだ」
亮介さんの指が、ショーツの端から潜り込み、溢れ出した蜜でヌルヌルと濡れ光る秘裂に直接触れた。
「ひ、あぁぁぁーーーッ!! ……じゅぷ、……クチュ、クチュルゥ……ッ!!」
「はぁ、はぁっ! お兄ちゃん、……指が、……奥をかき回してるぅぅ!!」
亮介さんはソファに私を押し倒し、自身の荒々しい怒張を剥き出した。
畳と線香の匂いが混ざり合うリビングで、彼は私の両脚を強引に開き、その聖域へと一気に突き立てた。
「ズブッ、……ぬぷりぃぃッ!!」
「は、あああああぁぁーーーッ!! ……太いっ、……お腹の底まで、……全部埋まっちゃったぁぁ!!」
初めて知る、男性の圧倒的な衝撃。
彼は私の腰を両手でしっかりと固定し、湿った肉がぶつかり合う音を立てながら、激しいピストンを開始した。
「パンッ、パンッ!! ……ぐちょ、……じゅるりぃぃッ!!」
「あ、あんっ! ぁあぁっ! ……お兄ちゃんっ、……そこっ、……激しすぎるよぉぉ!! ……壊れちゃうぅぅッ!!」
「美緒……愛してる、……ずっと、お前を俺だけの女にしたかった……っ!!」
亮介さんの動きがさらに速度を増し、私の最奥を抉り回す。
私は彼の背中に爪を立て、絶頂の波に身を投げ出した。
「いっちゃう、……お兄ちゃんっ、……いっちゃうぅぅ!!」
「ビョッ、ビョッ、ドッピュンッ!!」
熱い白濁液が、私の深奥へと、何年も溜め込んできた欲望とともに叩きつけられた。
「んんーーーっ!! ……熱いっ、……いっぱい注がれてるぅぅ!!」
私たちは重なり合ったまま、激しく痙攣し、おびたどしい量の愛液と精液を畳の上に滴らせながら、真っ白な絶頂の世界へと溶け合っていった。
「ただいまー。いやぁ、暑かったわね」
一時間後、玄関から母の声が聞こえた。
私たちは何食わぬ顔で、冷たい麦茶を飲みながらテレビを見ていた。
「お兄ちゃんと仲良くしてた?」
「うん、……まあね」
母の問いかけに、私は小さく微笑む。
私のナカには、まだ亮介さんの強烈な余韻と、彼が残した熱い証がドクドクと脈打っている。
兄妹という仮面の下で、私たちは次の「二人きりの時間」を、熱い吐息と共に待ち侘びている。
