パート先の紳士服店に、彼がアルバイトとして入ってきたのは4年前のこと。
私は42歳、彼はまだ20代半ば。
ひと回り半も年下の彼・浩也(ひろや)は、私にとって最初はただの「可愛い仕事仲間」でしかありませんでした。
しかし、二人で過ごす時間が増えるにつれ、彼は私のことを「千恵さん」と名前で呼ぶようになります。
年下の男の子に名前で呼ばれる。
それだけで、枯れかけていた私の心は、少女のようにときめいていました。
ある日、カフェでお茶をしていた浩也が、真剣な眼差しで私を見つめました。
「千恵さん、二人っきりになりたい」
「おばさんをからかわないで」
と笑って誤魔化そうとする私に、彼は一歩も引きませんでした。
「おばさんなんて言うなよ。千恵さんは素敵だ。冗談なんかじゃない」
店を出た後、彼は強引に私の腕を引き、建物の陰へと連れ込みました。
「浩也くん、何……っ」
言葉を遮るように重なった、熱い唇。
わずか10秒ほどのキス。
でも、それは結婚して10数年、夫との義務的な行為しか知らなかった私の頭を真っ白にするには十分すぎる衝撃でした。
「大好きだよ、千恵さん。……俺の部屋に来て」
抗う力も、いけないことだと拒む理性も、その時の私には残っていませんでした。
彼のアパートに入ると、浩也は後ろから私のバッグを取り、カーディガンをそっと脱がせました。
「ずっと、こうして抱きしめたかったんだ……」
情熱的なキス。
夫のそれとは違う、奪い取るような舌の動き。
彼がワンピースのファスナーを下ろし、ブラウスを腕から抜くと、私は下着姿のまま彼の前に晒されました。
浩也の大きな手が私のブラをずらし、直接、柔らかな乳房を掴みます。
「あ……っ、ん、浩也くん……っ」
10年以上、夫以外の誰にも触れられなかった場所。
彼の舌が乳首を捉え、転がすように、吸い上げるように愛撫を始めると、私の身体は自分でも驚くほどビクンと跳ねました。
「きれいだよ、千恵さん……」
彼の手はパンストの上から、私の秘められた場所を探り当てます。
指先が薄い布越しにそこをなぞるだけで、私は声を押し殺すことができなくなりました。
「ああ……あん……っ! ぁあぁっ! そこ、……だめっ、……はぁ、はぁっ!!」
ベッドに横たわった浩也は、トランクスを脱ぎ捨てました。
目の前に現れた彼のモノは、真上を向いて反り返り、驚くほど太く、逞しく怒張していました。
「千恵さん、いくよ……」
彼が私の膝を押し開き、その熱い塊が私の中に侵入してきた瞬間。
「……っ!! あ、あぁぁぁーーーッ!!」
私は自分が処女に戻ったのではないかと錯覚するほどの衝撃を受けました。
内側の粘膜がミシミシと押し広げられ、彼の形がリアルに伝わってくる。
「あ、んっ! ぁあぁっ! ……大きいっ、……浩也くんの、……全部きてるぅぅ!!」
彼がゆっくりと腰を動かし始めると、私は自分でも引くほどの声を上げて悶えました。
そして、今までに感じたことのない、頭の中が真っ白になるような快感が襲ってきたのです。
「ひ、あぁぁぁーーーッ!! 何、これ……っ、おかしくなっちゃうぅぅ!!」
身体から力が抜け、息が止まりそうになる感覚。
あとで浩也から「千恵さん、イッてたよ」と言われ、42歳にして初めて、私は自分が「絶頂」というものを知らなかったことに気づかされたのです。
「千恵さん……俺も、……もう我慢できないっ!!」
浩也が激しく腰を叩きつけ、絶頂の間際、彼は私の中から引き抜きました。
「ダメ……中は、中だけは……っ!!」
「……っ! あ、あああぁぁーーーッ!!」
絞り出すような声とともに、彼の白い熱い塊が飛散しました。
私の胸、そして頬にまでかかった生暖かい感触。
「……顔まで飛んでくるなんて、……すごいね、浩也くん」
「ごめん。……千恵さんが『中に出さないで』って言うから、すげー興奮しちゃって」
その夜、私は何食わぬ顔で帰宅し、夫と子供に接しました。
今では浩也にバックスタイルや騎乗位、フェラまで教え込まれ、昼間は浩也、夜は夫という、二人の男性に抱かれる生活を謳歌しています。
夫に抱かれている最中、浩也との余韻でつい腰が動いてしまい、「今日はどうしたんだ?」と驚かれることもあります。
「あなたが凄かったからよ」
そう微笑みながら、私は心の中で、自分の中に残る浩也の熱い感触を反芻しているのです。
