思わず見入ってしまう程の大きな黒い瞳。
"僕(加藤裕也)は、休日の朝はベッドの中でモソモソしながらエロ動画を見たり、Tinderでネットナンパをするのが楽しみでした。
或る日、Tinderでマッチした子からメッセージが来ているのに気が付いて、返信すると「直ぐ逢いたい」との返信がありました。
プロフィールによると、その子は東南アジアから日本に働きに来ているとのこと。
Tinderは探したい相手の距離を設定できますので、その日の昼過ぎに、お互いの家から近くの駅前で待ち合わせすることになりました。
現れた相手は、思わず見入ってしまう程の大きな黒い瞳の、白いスニーカーとスキニーが似合う小柄な女性でした。
「はじめまして、裕也です」と僕があいさつすると、「ハジメ、マシテ、サズです」と多少ぎこちない日本語ながらも、時折微笑む彼女。
「どうしますか?」と僕が尋ねると、細い指先で僕の腕をつつきます。
ボディタッチするということは「OK」サインですよね。
数十分後には、午後の陽射しが射し込むラブホテルの部屋で、僕は、彼女の白のポロシャツを脱がせていました。
ドアの前にはサズの白いスニーカーと僕の靴が無造作に脱ぎ捨てられています。
「シャワー、浴びる?」とサズに聞くと、「ハヤク、ヤリタイ」と黒のブラのまま僕にからだを押し付けてきます。
僕がサズのスキニーを下げ始めると、サズは自分からスキニーを脱ぎ捨てました。
そして、履いている深紅のTバッグもささっとはぎ取り、大きく両脚を拡げて、クリトリスに私の鼻をゴシゴシと押し付け上下に動かし始めました。
シャワーを浴びていいないので、強いコロンの香りと汗、そしておしっこの匂いが鼻を突きます。
でも、それが逆に僕のペニスをいきり勃たせます。
「ユックリ、オネガイね」
男性と同じ数の神経が凝縮されていると云う小振りなクリトリスの皮を丁寧に剥いて、そっと舌先を滑らせて彼女が生成した溢れ流れているヨーグルトを掬い取る僕。
サズが漏らす喘ぎ声と呼吸の間隔が、次第に短くなって行きます。
サズは僕の髪を掻きむしり始め、上下左右縦横に揺らし出し、潤った割れ目に鼻先を往復させると、上半身を大きく反らせます。
「オネガイ・・・」
「何が?」
「オネガイ」
僕はゆっくりと、そそり勃ったペニスをサズに挿入。
人間が太古から永続させてきた、水のコミュニケーション、究極のアナログコミュニケーションが開始されます。
サズは、両脚を僕の背中に、きつく巻き付けて、腰をくねらせます。長い爪が、背中にガリリと食い込みます。
「comin’n、comin’n」
固く閉じられていた瞼がそっと開かれて、視線がぶつかります。
とろりと輝く、漆黒の瞳。
ベッドのスプリングが大きくバウンドし始めて、ベッドの端から端までサズと僕は性器をつなげたまま、転がり合いました。
粘液の擦れ合う音が鼓膜を震わせて、汗が滴り落ちます。
僕の尿道を精液が急速に駆け上がり始め、サズの子宮口へ、子孫?栄の種をドクドクと注ぎ込みました。
大きく鼓動して波立つ二人の肺臓。
彼女のワギナの『圧力』の強さが、柔らかさを取り戻してしまった僕のペニスをポロリと弾き出します。
思わず、吹き出し笑いしてしまう、二人。
窓から射し込む陽が、茜色に変わっていました。"