内縁関係にあった男を失ってから心に穴が空いてしまい、その穴を埋める相手を探していた。
そんなときに、出会い系サイトというものに出会い、この年齢だけど女として見てもらえる喜びを見出したいと。
とにかく女としての体のほてりを慰めてくれる人が欲しい、そしてできれば若い男がいい。
そして出会った高身長で小顔の男と旅館へとむかって・・・
情夫を失くしてからという日々、心の穴を埋めてくれるような相手さえ見つからずにいた。
そして、まだ女としても枯れていない、このあたしのカラダの火照りを慰めてくれる相手がおらずキョロキョロしてしまう。。
「はあ。。」
タイムマシーンがあればいいのに。
そう考えていたところ、タイムマシーンに出会った。
タイムマシーン、それは出会い系サイトとの遭遇だった。
あたしにとってのタイムマシーン出会い系サイト。
この年齢で異性と出会う、そして女としてみてもらえることに喜びを見出したい。
相手の男の条件は特にないけれど、できれば若い男が理想的、おばさんだって若い男の方がいいに決まっている。。
韓流スターに群がる男のようにワクワク、ドキドキさせて欲しいからね。
そういう意味でも韓流スターばりのときめきを求めて出会い系へいざ。。
韓流スターではないけれど、ちょっと日本人離れをしているそのスタイル、高身長で小顔、韓国人?
表情から日本人のような神経質さは感じられず、夫とは違う男。
韓国人でも別に構わない。彼でも構わない。
そう思えた理由はなんとなく。。
肌が白くて、ゆっくりとしている話し方、この男は日本人ではないかもしれない。
それでも構わない。
そして異様にゆったりと話す男と近くの旅館へと向かった。
駅の近くの古びた旅館、ホテルが似合わない年齢の2人が向かった先はというと、旅館だった。
そうして、シャイな表情を浮かべながらも部屋へと入る。
うみの苦しみはここでも女の方から。
声をかけたのはあたしから。
「ねえねえ、お風呂に入ろうよ。」
露天風呂もどきが付帯しているお風呂へ。
そうして2人は手を取りながら入浴へと歩んでいく。
初めての男の前なのになぜか恥ずかしくもなく、懐かしいような気持ちさえしている。
バスタオルを一枚巻いて、湯船に浸かると、彼の方もしただけタオルを巻いてきた。
眉毛を下げながら困った表情で湯船へと浸かる。
そうして、いそいそとあたしの方へと近寄ってきた。
「ちょっとぬるくない?」
「そうだね」
そんな風に話しながら、彼の前に近寄りキス。
バスタオルを取り、石の上へとタオルを置いた。
そうして、全裸を彼に晒した。その日の体調はというと、胸が張り詰めていたからちょっといつもよりも豊乳気味で。。
いつもよりも乳首が立っていた。
「ねえ、いいでしょう?」
「うん」
女のあたしから手を引くなんてしたくない。
でも夫とのときもそうだったように、女からモーションをかけて行かねば始まらない。
そのままお湯の中で2人はとろとろとして。。
日本人よりもボーとしている表情の韓国人男性。
それでもあたしはよかった。