セックスにはものすごく興味があるのに、経験したことがないわたし。
途中までは経験したっていうのがただしいのかな、ただ痛い目に会ってエッチができなくなっちゃった。
でもたくましい男の人を見ると「抱かれたい、挿入されたい」って妄想をしてオナニーをしているの。
でもそんな過去の過去のトラウマでエッチができないわたしが出会い系の男に女としての快楽があることを教えてくれて。
性的なことには強い関心があるものの未だに経験がないマリコ。
ううん。違う。
過去に途中まで体験していたけれど、最後までは経験がない。
過去にちょっと痛い目にあって、気軽に男性とエッチできなくなっちゃっている、そんな状況。
でも、マリコもお年頃性的なことに非常に感心が強くなってきていて、悩ましい日々を送っていた。
例えば、運送会社の男をみると性的な妄想をしてしまう…
抱かれたい、挿入されたい。
そんな風に妄想が強くなる日も。
そんな時は1人で慰めている…
そうだ出会い系!
マリコはとにかく異性との出会いを求めていた。
しかも手軽にエッチができる異性との出会いを。
そこで出会い系に登録することに。。
逆に真面目に付き合う相手は求めていなかった。
それは過去の失恋のトラウマからくるものでもある。
最初からエッチ目的であることをアピールして出会った男が年下くん。
「年下かあ。。」
若干萎える気分。
マリコは童貞くん好きではないし、甘えたい願望が強い妹気質なものだから異性も当然自分よりも年齢が上である方が良かったんだけど…
夕方、公園で待ち合わせした。相手のビジュアル、ファッションセンス、清潔感はそこそこ…の印象。
公園のベンチに座り、肩に手を回してきた。
マリコは恋愛には純情派、でも今は違う。
欲望を満たすためのものだから…デイープなキスを受け入れた。
日は暮れはじめており、周囲の目線は気にしない。
彼の大きな綺麗な手がマリコの太もも周辺を這う。
「ねえ、ここじゃあ」
「ホテル行こうか」
気分はもうお互いにホテル一直線しかなかった。
ホテルへと行く途中、2人は一言も話さないでいた。
まだマリコの体は完全にはその気になっていないけれど大丈夫と思いながら…
正直なところ、家であんなに興奮するのにいざという時理性が働いてしまう。
今は余計な理性を取り払いたい。
そう思いながらブラウスを脱いでキャミソール姿を男に見せた。
男はゆっくりとマリコの体を前から抱く。
顔をうずめるようにしながらマリコの腹部に息をかけた。
「あっ」
「早く抱かれたい。」
そう思いながら、ベットになだれ込むように倒れる。
「あっ。」
上から男が覆い被さる。
怖い、でも。。
男は小さなマリコの胸を片手で掴み、優しく揉む。
「あっ。」
思わず感じて小さく声が漏れた。
「やだ、わたし感じる。。」
良かった。
女としての感度があることに安心したのか、マリコの体から力が抜けていった。
「はあああ。」
何もかも身を任せてエクスタシィに浸りたい。