夏休みになると〇〇(有名繁華街)には、全国から若者が集まり、何処の宿泊施設も満室。
母親「変な人に付いて行ったらダメよ」
私「分かっている」
親は、いつまでも私のことを子供扱いするためウザイ。
〇〇(有名繁華街)には、交通費が1番安い夜行バスに乗って行った。
私「いくら持って来た?」
友達「3万。貴方は?」
私「私も3万」
10時間近く掛かって〇〇(有名繁華街)に着いた。
〇〇に来るのは、今回で2回目。
1回目は学校の修学旅行で、バスの中からチラッと見ただけで、足を踏み入れたのは今回が初めて。
〇〇はテレビとかでしょっちゅう見てはいたのだが、実際見るとスゲエ。
メッチャ人がいる。
キャリーバッグを持っていると、キャッチ?の人に、「何処に行くの?」と声を掛けられたが、無視した。
無視してもキャッチ?の人は、付いて来る。
付いて来られてウザイかと言えば、そんなことない。
〇〇に来た実感を味わえ、私も友達もテンションが上がった。
キャッチ?の人をまいても、別のキャッチ?の人に、しつこく声を掛けられる。
しかし、私達には行く宛がある。
キャリーバッグを目印に待ち合わせをしたのだが、周囲にはキャリーバッグを持った同年代の女の子がメッチャいる。
私も友達も指を隠したのは、私達だけネイルをしてなかったから。
友達「ネイルする?」
私「ここで?」
周囲を見ると、道に座ってネイルをしている子もいれば、道に座って御飯を食べている子もいる。
中には道で寝ている子もいる。
それを見てメッチャ嬉しかった。
なぜなら、私達が住む田舎では、したくても、してはいけないことだから。
ネイルをしようか迷いキョロキョロしていると、「Aちゃん?」と男性に声を掛けられた。
私「はい、そうです」
この男性はSNSで知り合った大学生で、出身が私達と同じ。
友達「はい、これ」
友達が男性に渡したのは、地元の名産品(御土産)。
男性は多くの人が見ているところで御土産を渡され苦笑い。
男性「行こうか」
向かったのは、男性が住むマンション。
マンションに行く途中
男性「親には言って来た?」
私と友達はワンテンポ遅れて「言って来ました」
男性「言ってないな(笑)」
私と友達「(笑)」
マンションは、男性が言うには、近々建て替えられるボロマンションらしいのだが、田舎に住む私からすれば、もったいないなと思うほど高層マンション。
近々建て替わるため、男性が住むフロアで空室でないのは、男性の部屋と隣の部屋だけ。
男性「騒いでも怒られないから」
男性の部屋からは、〇〇(有名繁華街)がちょこっと見える。
男性「スマホは預かるからね」
私と友達「はい」
抵抗なく男性にスマホを預けたのは、住まわしてもらう条件が、スマホを預けることだったから。
男性が部屋からいなくなると、換気のために友達が窓を開けようとしたのだが、窓枠にネジが刺さっており、窓は開かなかった。
友達「どうする?」
私「呼びに来るまで、部屋から出るなって言われてるじゃない」
友達「廊下までなら出ても良いんじゃないの?」
玄関ドアを開けて廊下に出ると、隣の部屋からドスドスと壁を叩く男が聞こえたのだが、ドラムでも叩いているとしか思わなかった。
エレベーターが動いたため、私達は慌てて部屋に戻った。
戻って来た男性「部屋からは出てないよね?」
私と友達「はい」
男性「アルバイトのことだけど、大丈夫?」
私と友達「はい」
男性「何処まで出来る?」
私と友達「・・・」
男性「キスは出来る?」
私と友達「キスなら・・・」
男性「キスはしたことあるよね?」
ワンテンポ遅れて
私と友達、「あります」
私と友達は異性と付き合ったことはないが、オフザケでキスをしたことがある。
男性「手コキは?」
私「手コキをしないと、お金は稼げないんですよね?」
男性「まあね」
私「だったら、するよね?」
友達「うん」
男性「SEXは?」
私と友達「SEXまでは、ちょっと・・・」
男性「分かった」
男性「A子ちゃんは、隣の部屋に行っててくれる」
私「はい」
15分後
男性「A子ちゃん来て」
私が男性のいる部屋に行くと、友達のBが部屋から出たのだが、私と目を合わさなかった。
部屋のドアを閉めると
男性「手コキをしてみて」
私「今、するんですか?」
男性「そうだよ。出来るかどうか確かめないと、お客さんを紹介出来ないでしょ」
ペニスを握ったのは、初めての経験。
思っていたより、ペニスは硬かった。
男性「手コキは出来るみたいだから、フェラチオをしてみて」
私「えっ!?」
男性「Bちゃんは出来たよ」
私「Bはヤッたんですか?」
男性「ヤッたよ。疑うならBちゃんに聞いてみて」
隣の部屋に行き、Bに聞いてみると、Bは私と目を合わさずうなずいた。
男性「手コキだけだと2000円にしかならないよ」
2000円も貰えるなら十分なのだが、男性に見せられた料金表には、1泊1万とか書いてある。
私「タダで泊めてくれるんじゃないの?」
男性「部屋を勝手に使って良いと言っただけで、タダとは言ってないよ」
私「だったら帰る」
すると、男性の表情が変わり、スマホに保存してある動画を見せられた。
その動画には、男性にフェラチオをする友達Bが映っていた。
男性「帰っても良いけど、この動画、ネットにあげるから」
そう言われたら、フェラチオをするしかなかった。
男性に紹介された見ず知らずの男にフェラチオをすることは、当初はメッチャ抵抗があったのだが、サイフにお金が貯まると、徐々に平気になり、自らフェラチオが出来る客を紹介してもらうようになった。
男性のマンションに住むようになって2週間後、友達のサイフを見ると、私の2倍、お金を稼いでいた。
私「どうして、Bと稼ぐお金が違うの?」
男性「BちゃんはSEXもヤッてるからだよ」
私「えー!?本当に?」
友達Bは、小さくうなずいた。
私「Bだけ、ズルい!」
私はお金のために、処女を売った。
当初は男性と一緒の部屋に住んでいたのだが、カワイイ子が入ると、隣の部屋で住むようになった。
隣の部屋には、私と同年代の女の子が沢山おり、私と同じような方法でお金を稼いでいるのだが、中には〇〇〇で意識が飛んじゃってる子もいる。
8月末日。
私と友達B「帰りまーす」
男性「地元では良い子でいろよ」
私と友達「分かってまーす」
田舎に帰る夜行バスの中で、ネイルとツケマを外した。
私「ただいま」
母親「どうだった?」
私「楽しかったよ」