有能な人で大学も海外の大学院を出ていた彼。
"私がヨシキと出会ったのは、いわゆる出会いサイトでした。
当時の私は、30歳を目前に彼氏と呼べるような人がいなかったので、心情的になんとなく焦っていて、出会いの場を広げようと、サイトに登録をしたのがきっかけでした。
サイトを始めて、すぐにやり取りを始めた人が、同い年のヨシキでした。
住んでいるところが隣りの街ということもあり、すんなりと会話が弾み、楽しいやり取りがしばらく続いていた、そんなある日…
『そろそろ会ってみようか?』と、ヨシキから切り出してきました。
当時の私は、そういったサイトを通して、実際に会うという経験がなかったので、はじめはとても強い警戒心みたいなものを抱いていました。
ただ、やり取りの中で、なんとなく彼は信用できそうな気がしたので、思いきって会ってみることにしました。
そして初めて会ったのは、ごく普通のファミレスで、普通に食事をしながらお互いの自己紹介をしてバイバイをしました。
印象はとても良く、彼は有能な人で大学も海外の大学院を出ていたとのこと。
そんなヨシキに、ますます心が惹かれている…
そんな自分がいました。
その後も何度かお茶をしたり、食事に行ったり、軽く飲みに行ったりと、楽しい時間を過ごしていたのです。
そしてある日…彼から、こんな言葉が。
『今夜、家に行って泊まらせてもらってもいい?』と…。
私はアパートで一人暮らしをしていて、呼べる状況ではありましたが、彼が泊まり来るとなると、やはり躊躇してしまう自分がいました。
ただ、『ヨシキとはいずれそういう関係になるだろうし、そうなってもいい』と思っていたので…
私はオッケーをしました。
時期は真冬で寒かったこともあり、
その当日は、夜にヨシキを迎えに行き、コンビニでおでんとお酒を買い込み、家に彼を迎えました。
二人ともかなりお酒が入り、いい気分だったところに…
気づくと先に、ヨシキがベッドに入っていました。
『こっちにおいで』と、
優しい声で私をベッドに誘ってくるヨシキ…。
私は言われるがまま、彼の隣りに控えめに寄り添うと、ヨシキは私の上に覆い被さってきました。
決して無理やりな感じはなく、とても優しく、私が怖がらないように接してくれていたのが伝わり…
そんな彼に、私はますます惹かれていきました。
彼は優しく軽くキスをしてきて、それがだんだんとディープなものになっていき…
そして彼の唇は、私の胸から下へと移っていき、気がつくと私は…
『あっ、あんっ…』という声を洩らしていました。
彼にたくさん愛撫をされ、身をよじりながら感じている私の姿を見て…
彼は『俺のも舐めて…』
と、ちょっと甘えたような声と、切なげな顔で言ってきました。
私は彼のモノを口にくわえ…
時に激しく、そして優しく彼のモノを愛しました。
そして彼が、私のナカに入ってきて…
彼の動きの加減がとても良くて、
『あぁ~!…んっ、いい~っ!あっ…』
と、私はいつの間にか絶頂に達していて、その後すぐに、彼もラストを迎えました。
その夜は、ヨシキの腕枕に抱かれながら…
心地いい眠りに就くことができて、とても幸せな夜でした。
今、ヨシキは他の人と結婚してしまいましたが、
私は今でも彼と過ごした濃密な夜を…忘れることができずにいます。"