巨乳デカパイな胸元をそれとなく押し付けていた。
"メールでは、二人で気軽にお茶をするだけのつもりだったけれど、目の前で笑顔で手を振る武志さんは、爽やかな甘さを感じさせる、好みのタイプでした。
『藍です、よろしくお願いします』
『こちらこそ』
互いにお辞儀をして顔を上げた時にはもう、自然と艶やかな笑みを浮かべた私達でした。
いつの間にか、武志さんの腕は、私の腰に回されていて、私は武志さんの体にふくよかな胸元をそれとなく押し付けていたけれど、お互いそれが当たり前のように、口は他愛ない話題をくちずさんでいました。
予定していた喫茶店とは真逆の道を、街頭を避けるように、歩調は心なしか早く、心臓もバクバクして、変な期待が頭をもたげているのです。
足を止めたのは、森林浴で人気がある観光スポットの暗闇のなかでした。
『喉、渇いたかい?』
たずねる彼は、岩に腰かけ、自然に手を自らのズボンにかける。
私は返事をすることなく、ワンピースを脱ぎ捨てて、彼の股にひざまずきました。
ピチャッピチャッと音を立てて、彼を味わう私を、熱い視線で眺めていた武志さんは、私の身体を抱き上げる、
彼の股に跨がせて乗せ、スルスルと下着を剥いで、唇を触れると、首筋から肩へそして乳房を撫で回しながらも口付けていくのです。
私の喘ぎ声は森林の向こうへこだましていき、武志さんの感触と自らの喘ぎ声で、甘い蜜がドロリドロリと武志さんの下半身を浸食していくのです。
武志さんの愛撫は、私の下腹部に触れると、腕を私の背に回して支えつつ、欲を含んだ瞳で、私に自らの脚を広げて、武志の逞しい肉を、蜜の源泉へと挿入するように命じました。
私は次なる快楽へ向かうために、蜜を方々に溢しながらグイグイと武志の肉を押し込んでいきました。
私も武志さんもしっかり納まった淫らな宝剣に満足しつつも、荒い息を互いに感じながら腰を淫らに振り振り、互いの色を貪り合いました。
それからは体位を変えつつ愛の言葉を交わして夜明けを眺めながら寝息をたてるまで愉しみました。
『気持ち良かったかい』
『夢心地でした』
気だるい仕草で服を纏いながら交わした言葉に偽りはなく
『また、逢ってくれますか?』
と言葉を添えると、彼は無邪気に微笑み連絡先を交換した後に、再び情熱的なキスを交わして、日常に戻るのを惜しみながら、昨夜歩いた道を、記憶を頼りに引き返しはじめると、やはり互いが恋しくて、いついつまでも手を取り合って、私達の逢瀬の森を何処へともかくさまよい歩いておりました。"