看護師の出会い系サイトがあったなんて。
"私は大学病院に勤務する看護師のゆかり、看護学校を卒業してもうすぐ1年になる。
当然だけど、看護師は女性が中心で、私の病棟には男性看護師の在籍はなく、医師はおじさんか、若くても運悪く結婚している。
女同士の人間関係は難しいし、若い看護師は患者さんや、年配の医師からのセクハラもある。
給料が良いから我慢できるけど、ストレスが多いのだ。
職場での恋愛に諦めを感じた私は、思い切って出会い系に登録することにした。
顔は何となく雰囲気が分かる程度の物にして、年齢やスタイルは正直に書き込んだ。
自分でいうのも変だが、私は容姿には自信がある。
ナンパやキャバクラなどの夜の世界のスカウトも頻繁に受けるので、間違いはないはず。
すぐに何百件とメッセージがきた。
色々な年齢の人が居たが、既婚者と40代以上は除外。
それでもかなりの数になったが、すぐに会うことが可能な地域の人となると、絞ることが出来た。
その中から一人選んだのは、同い年のマサキというサラリーマン。
年上で贅沢をさせてくれそうな人も居たが、看護師の給料は同年代の中では断然良く、お金には困っていないので、久しぶりに年齢が同じ異性と遊んでみたかった。
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