「えー。まだ今日会ったばかりだし。向こうから見えるよ。」
と一旦は断ってみた。
「遠いから見えないよ。大丈夫。キスだけ。」
というと、助手席の私に重なるようにキス。
拒む余裕すらなかった。
勿論、それだけで済むはずがなく…。
胸に手をずらし、唇を首筋へ滑らせる。
最近、すっかり夫とはなくなっていた私。
じわじわと体の中から溢れだしてくるものを感じる。
バックシートへいこうという彼に、ふと我に帰り生理中だからと断った。
でも、彼にとってそんな事は関係なかった。
先に移動すると後ろから私のことを抱くようにしてグッと引き寄せた。
「えーっ!」
どうしよう。
全く心の準備ができてない私。
というか、今日は逃れるつもりだった私。
でも、これはもう逃れられない。
覚悟を決めて相手に身を委ねる。
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