最初の1ヶ月は料理だけでしたが、2ヶ月目からは洗濯や掃除も彼女がしてくれるようになり、喫茶店の客に「今日は恋人は来ないの?」と聞かれた時には、恋人であることを否定しませんでした。
彼女が私の家に来る時はバイクに乗って来るのですが、帰る時に雨が降っていると車で送ってあげる。
夕飯を食べ終えた頃に雨が降ってきたため。
私、「今日は送っていくからね」
彼女、「・・・」
私、「どうかした?」
彼女、「雨が止むまで待つよ」
私、「それだと帰りが遅くなるよ」
彼女、「今日は遅くなっても良いの。お母さん彼氏とお出掛けして帰りが遅いの」
私、「1人で寂しい?」
彼女、「そうじゃないけど・・・」
私、「女の子が年上の男性宅に泊まるのは問題だよ」
彼女、「私は平気よ」
私、「君は平気かもしれないけど、僕は平気ではいられないよ」「送っていくからね」
彼女、「家に帰って1人だと、つまんない」
駄々をこねる彼女を無理やり車に乗せ、家まで送って行ったのですが、渋って車から出ようとしない彼女。
私は彼女に自分の名前や住所などを記した紙を渡し、それを彼女の母親が見付けられる場所に置いてきたら「私の家で泊まっても良い」と言うと、彼女は走って紙を置きに行き、戻って来た彼女の手には大きなバックがありました。
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