Sさん「行こうか」
向かった先はラブホ街です。
そりゃ、○○駅周辺で遊んでいる人を募集したわけですから、お互いラブホがどこにあるか知っています。
しかし、金曜日の夜とあって、どこも満室でした。
私の部屋へ行くことも考えましたが、マンションには口うるさい管理人がいて、夜でもマンションの出入りをチェックしているのです。
ターミナル駅とは言っても東京ではないので、ラブホ街は一カ所しかありません。
Sさんも黙ってなにか考えているようです。
そして、なんとなく公園を通りました。
ベンチを見つけて座りました。
Sさんがキスをしてくれました。
Sさん「どうしようか?」
私「うちのマンションに管理人さんがいなければいいのに。」
答えながらSさんのとろけるようなキスで、頭がぼんやりしてきました。
キスがだんだんと首筋へと降りてきました。
S「このまま帰すなんてできないよ」
と声が上ずっています。
私「・・・うん」
と言うのが精一杯でした。
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