一度過ちをおかしてしまってからというもの、私は出会い系にハマっていた。
過去に悪ノリで出会い系で遊び、それから一線を超えてしまったらしい。
一応人妻として、夫には内緒。
「いずみちゃん、今日もホテルオッケー?」
なんだか業界人のような不純なものの言い方だけど、相手は出会い系で知り合った男。
なんでも仕事は芸能関係とかで、最初はアダルトビデオにでも出演させられるのでは?という思いが強かった。
でも本当にプライベートの遊びの様子だし、安心して付き合うことに。
本当にごく普通の男と女のまぐわいだった。
「いずみちゃん。。」
ひたすら名前を呼ぶ彼、スーツを脱がしてシャツのボタンをはだけさせる。
ブラジャーがあらわになると、盛り上がった彼は下着の中に手を入れた。
アルコールのせいでボーとしているあたしは、されるままにベットにゴロンゴロン…。
というように寝そべっていた。
アルコールのせいで意識はない。
そんなふうにしてゴロゴロと寝そべっていた。
ついにスカートに手が伸びて楽になったと思えばストッキングも脱がされている。
素足になる解放感から、彼の行為をあえて手伝うようにして脱いでいた。
裸になりついに彼があそこに吸い付いている。
「ああああ」
人妻にとっては、すでに刺激を受けて来ており、さほど敏感でもないあそこに彼の舌があることも平気だった。
あああ、でも、それでも、なんだかむずむずして。
そんなふうに思いながら…アルコールの酔いにうとうとし出す。
ああ挿入されている、そんな感覚も眠りの中で悟った。夫との性生活でも経験がある。この感じ…。
「もう、好きにして。」
そう思いながら…。
左手にはめているリングをぎゅうとした。
気がつくと、ベットに眠っていて、目覚めて彼がいないことに気がついた。
メモには寝ているから帰る。なにそれ?ひどくない?そう思いながら、ベットから起き上がる。ほとんど覚えていない。。
下着ははかされていて、どうも彼が着せたらしいことがわかる。
あいつ。。
流石に業界人は手強い。
いずみはそう思いながら、身だしなみを整えた。
ただいまー。
朝帰りでも夫は気にしていない。
徹夜もありえる仕事柄、夫婦生活はすれ違いが多い。
そのままシャワーを浴びてから一眠りというパターンでいつものように過ごした。
出会い系彼からのメールには、今度はシラフで。
と書かれている。
それはそれは…。
今度かああ、どうかなあ、もうないかも。。
ベットの上で疲れた体を寝かせていずみは思った。