結婚後も自慰行為をやめることはなかった。
私が初めて自慰行為を行ったのは、20代のこと。
当時まだ彼氏もおらず、友人に勧められてのこと。
欲求不満を解消させるためにバイブの使い方の手解きを受けた。
それからと言うもの、すっかりバイブにはまってしまい、私のマンコはいつも欲しい状態へ。
一度でいいから夫以外の男のものも入れてみたい。
そう思いながら新しいタイプのバイブをその都度買い足しては試してみた。
太いもの、ぶつぶつのあるもの、動きの激しいもの、さまざまなタイプのバイブを。
出会い系をいじるようになっても、バイブを手にして慰めていく日々。
本当の男のものに満足したい欲求は募る。
でも夫には言えない…。
素性の知らない男とのセックスを求めてある男と出会う。
ホテルに行こうと言い出した私に、すぐにオッケーとかえってきた。
私は彼に会う日の夜にバイブで濡らした。
こんな感じかなあと。
いよいよ当日の夜になり夫はいない。
背徳感が心地よく夫への憂さ晴らしとして感じた。
「ねえ、今晩はゆっくり楽しみましょうよ。」
私から彼にお願いした。
タンパクそうな男は私に言われるままに、服を脱いで上半身だけ裸に。
「あっまだズボンは脱がないで。」
ズボンで着衣フェラをするつもりの私は彼に言った。
自らフェラをしようとズボンをサワサワ。
「うふふ。結構大きそうねえ。どんなふうなのかしら…。」
恵理子だって夫やアダルトビデオで男性器を目にしていた。
でも、ワクワクしながら目の前の男のものを確認しようとした。
ワクワク…。
むくっと出てきた大きめの赤黒いペニス、私はすぐに手にとって上下に自分の手を動かす。
「気持ちいい?」
なんてことも聞かずに、もう夢中で動かす。
そのうちすぐに白い液体が先から飛び出てきては、ピュッと射精してしまった。
もしかして…、早漏なの?
そう疑い私は萎れたペニスをもう一度しごく。
「ねえねえ、これ入れていい?」
「いいけど…」
一度果てたペニスをもう一度元気よくさせるために少し時間を置く。
シャワーを浴びたり、世間話をしたり。
この人モテないわ…。
口に出さずとも心でそう思った。
なぜなら受け身すぎて、ちょっとしんどいから。
お茶すればよかった。
お茶の時に見抜けたはずなのに…。
受け身の男はモテない。
私は一気に気分が萎えてゆく。
うーん、見た目にはいいけどねえ…。
フェラだけしてその日は終えた。
やっぱり多少のオラオラ感、リーダーシップは男には必要、この日以降に誘うことはなかった。