職場恋愛ののちゴールイン!
結婚5年目で夫とは倦怠感に陥った。
職場結婚も就職のうち、セックス、体の相性を重要視したお相手選びではないのだから…
仕方がないのかも…
でも…あたしってまだ29歳なのよね。
心身ともに満足感を得たいっていう世代で…
それでも夫とはセックスレスという関係性…
そんな…憂鬱としている気分の憂さ晴らしとして出会い系に、ナンパ待ちにと活発に活動していた。
ナンパにいたっては、成績が思わしくもなくて…
待てども待てども無視されちゃう、それに、ナンパにいたってもいい男との出会いはなかった。
出会い系の方では、ちょっといい男との出会いがあるぶん、出会い系をひいきにして利用していた。
「なお?今日はなんか元気ないねえ…」
「そう?」
もう何度も会っていると、彼の方が気にかけてくれたりと、持ち前の目配りというセンスを活かしてくれている。
でも、あたしときたらば、まだまだ彼に対しての警戒心も強くて…
そう…彼に対しての警戒心が強い理由…
それはあたしの人見知りの性格上ゆえ…
でも、体は正直に女になれる。
正直に女になれることが嬉しくて…
嬉しくて…黙って彼のことを受け入れた。
「なおって、敏感……」
耳たぶにキス、彼の暖かい息が耳たぶへとかかれば、びくっと反応してしまった…
「はあ…」
少し触れられただけで敏感に反応を受けてしまうの…
なおの性感帯は耳たぶの他にも、ウエスト、脇周辺、鎖骨、そうして女性の敏感な部位である胸、乳首と上半身に渡っている。
加えて、足首や内もも周辺もまた敏感になっている。
はあ…性感帯が多いって、すごくお得よね…
なおは性感帯の多さから、女性自身を愛撫される以前に、イキそうになることも多い。
はあ…焦らされているみたいな…そんな不思議な気持ち…
はあ…女の芯の部位をあいぶされていないというのに…
こんなふうに感じちゃうなんて。
それに男には決してわからないというこの女の性感帯に、気がつく男も珍しいなって思った。
男は足首を持ちあげて、足首にキスをした…チュウっと。
下から上へと向かうように口を這わせてゆく男。
片手はあたしの大きな胸の膨らみをもんでいた…
ぐいぐい…というように。
かたちが変わりそうなくらいにめちゃくちゃに胸を揉みしだかれて、気持ちがよかった。
こんな風に後ろから胸をむちゃくちゃにされたかった…っていう願望が叶う瞬間…
彼氏にも言えない、彼氏も持っていないテクニックだった。
夫ももちろん、こんな風に抱いてくれたこともなくて…