女子大に通う寧々は実は女優もこなしている。
女優といってもAV女優のこと。
友人も家族も知っている。
開き直りでビデオに出演し、その報酬で友人におごったりしているから周囲も認めているそんな状況。
そんな風にしている生活にも不満はなかった。
のに…彼氏だけができないことに不満を抱えていた。
飲み会、合コン、コンパあらゆる会に参加しても、お持ち帰りすらされず…
そして出会い系サイトに登録することに決めた。
ドキドキなんてしない。
アダルトビデオ作品に出演する時は、生ではないけれど、人前で裸になることなんて慣れているから…
「ようこちゃんなの?」
「うん」
男の目は女を見るような感じではなくて、もっとあっさりとしている。
昼間からホテルに行くこの男の正体など知らなくてもいいかと思いながら、シャワー浴びていた。
美しくお手入れされた体、細く長い手足、ミニスカにキャミソール姿のようこを見て気に入ったという顔をしていた。
シャワーから出てきた陽子は、男の前でガウンを脱いだ。
誇らしげに見せる陽子の胸、ツンと上を向いているその乳首は、肌の色となんら変わらないように見え、そして、芸術的。
「はあん!いやあん、エッチい。」
男は胸をめがけて一気にしゃぶりついてきた。
「はあん!エッチい。。」
陽子は演技そのものをして見せる。
でも男にとって、陽子の反応は自然そのものに思えているし、体が反応するたびに仰け反るようなその背中をみて舐めたり、撫でたりとしてきた…
「はあん、気持ちい」
若い男にはない。
このねっとりとしている愛撫、年齢を重ねた男にだけ備わっているような、エロさに寧々の方はゾッコンになっていた。
はあん気持ちい、寧々には年上の男に甘えているような感覚があったに違いない…
寧々さえも錯乱状態へと誘う男の舌使いは執拗でいて、女の秘部、乳首と、敏感な部位をもてあそぶもの…
はあん。気持ちい、心の奥でそう呟く。
実際は言葉を発する余裕もなく、はあはあ…はあはあ…という風に息を上げて耐えた。
こんな風に気持ちよくなったのも初めてだわ…
はあはあ…うん。。
男は自分よりも若い肉体であれば、たとえ足首、つま先、膝であろうととにかくなめ尽くしたいらしい。
それは年の離れた女にとっても快楽だった。
はあはあ…気持ちいい…そしてついに果てた…
全身をピクピクとさせながら、全裸で横たわる寧々、そんなだらしのない姿ですら寧々の体は美しく、ゴージャスに見える。
さすが女優をするだけの逸材だった。