あたしにとっての夜ってなんなのかしら…
夜になっても身も心も解放的になれず…バイブ使っちゃおうかしら…
1人で寂しく体の芯が疼いてしまう…
でも夜になっても全く営みをしようとか、1人でやってみようなんて気にならないの。。。
そんな不満を抱えながらの生活を送りながら数年。
性の相手が欲しいの。。
そんなことは口が裂けても言えず。
セカンドバージン、そうなってもう数年経過していた…
出会い系で見つけた相手とホテルに行くことに決まり、ネットでプチプラの洋服を買ってしまった。
安くて可愛くてセクシーに見えるワンピース、その上には透け感のあるはおりものをチョイス。
これで気分も一新して男とあうことに…
「こんにちは」
静かに話す男性だった…
無口なのかしら?と疑いながら、彼の顔を見ると無表情で…きっと何か事情があるんだわ…
奥さんが相手をしてくれないとか…何か…
「ホテル行こう。」
男が先にリードして来て2人ホテルへと入ることに…
頭の中で色々と考えていたら、濡れるどころか冷静になっちゃった…
男の前で洋服を脱いでいく…
そんなこと久しぶりで戸惑う絵美。
「君名前なんていうの?」
「絵美よ」
出会い頭に交わした会話からも相手の男性が、慣れていることがわかる。
こういう出会い系に限らず…。
いよいよ絵美と男は一線を超えていく。
ベットの上で男は獣に化していった。
絵美の体を思うように動かそうとしている様子でツワモノだ。
はあはあ…絵美はベットから長い髪の毛を滴り落として、喘ぐ。
「はあはあはあはあ。」
男は見た目のおとなしさと反して予想以上に激しいセックスをした
「待って、これ以上は…はあはあ…」
持久力のない絵美は、声を上げるものの、男の欲情と性欲の強さにかき消されてしまう…
「はあはあ…」
絵美はついにベットマットの上でシーツに体を絡ませながら果てた…
はあはあ、はあはあ、吐息が小さくなりやがて眠りに襲われる。
日々の疲れと、今日の出来事の疲れを感じながら。。
仰向けの状態で放心状態になり、絵美は女性として最も敏感な部位の余韻を感じていた。
「もう一度したい。」
しばらく日数が経過してからというもの、絵美は1人での性生活では物足りなく感じるようになってしまった。
男の存在が絵美を女に変貌させてくれる。
絵美がセクシーになり、官能を獲ていくためには男の存在が必要不可欠になってしまったみたい。
そして今日も絵美はというと、男探しに余念がなく、いつも視線はあそこに向いてしまうのだった…